JAG07563 六さん 1月29日しんあい農園日記

 

K君が薄っすらと積もった雪を踏みしめてやってきた。とても驚いたことがある。きのうご両親と一緒に来たときは、ポケットに手を入れてハッキリ喋らないK君だったが、今朝は大きな声で挨拶ができるし、タクロウ君とも会話がはずんでいる。

父親にK君のことを尋ねたら「どうかいのK」と全部K君を、見方によれば問い詰めるような態度が気になった。それで萎縮しているとは断言できないが、それも影響しているような気がする。親が知らず知らずのうちに煙突のフタになっているのではなかろうか。

下関の中山さんが来園。あらかじめメールで薩摩のつがいとチャボを差し上げる打ち合わせをしていたので朝から用意してまっていた。ビールを1ダースもお礼にいただき恐縮した。

きょうから嬉しいことがはじまる。それは多少のヒビや傷があるタマゴがどうしても日に60個から80個は出る。売れないので各方面に差し上げてきたが、ある仕出屋さんが「うちは毎日150個は必ず使うから引き取るよ」といってくださり、値段は安いが商品として出せるようになった。月に数万円の売り上げになる。

山口市の配達を終えてお店に帰り、タマゴをおろしてそのまま下関に向かった。今年の夏から鶏の入れ換えをするとき、廃棄処分ではなく食鶏として価値を見出したいのでそのリハーサルをはじめた。生後180日の雄の若鶏を10羽コンテナに詰めて処理業者に搬入した。午後4時ごろ最後のラインが動き、その最終に組み込んで処理していただくことにした。

予定では、この肉を望月さんの工場にある真空パックで処理していただき、松村専務の会社でマイナス40度で冷凍をお願いしてようすを見たいと思う。これができれば保存は完璧である。なにもかもお世話になりながら。

農園に夕方帰った。K君がバス停に向かう用意をしていた。作業服の汚れで彼が本気で仕事をしたようすをうかがい知ることができた「おつかれさまでした!」と大声で挨拶をして早足でバス停に向かった。タクロウ君は雨続きでできなかった山羊小屋の掃除をしていた。

今回ハイラックスを買わせていただくトヨタ自動車の岡本店長と鶏の搬入ですれ違ったが、午後来園されたとタクロウ君から報告を受けた。大工の村上さんはいつも黙々と仕事を進めておられ、きょうは鶏舎に金網が張りめぐらされた。外観が整いはじめた。

01/01/30(火) 04:47 六さん(JAG07563)


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