JAG07563 六さん 2月2日しんあい農園日記

きのう各鶏舎から雄鶏を一ヶ所に集めている。全部で50羽はいただろうが徐々に淘汰して20数羽になっていた。有精卵をやめようと決心した。味・栄養価の点ではまったく影響はない。市場に出ているタマゴは100%無精卵であるが、それには理由がある。

うみ落とされた卵を鶏が抱いたする。農園の鶏でも母性本能が強い鶏は毎日卵を抱いているので鶏をどけて採卵する。仮に見落とした卵があったとすると有精卵ゆえに卵はヒナになろうと成長をはじめる。その卵を数日後に、その日の卵と思って採卵したら結果は大きな反響をうむ。それが第一の理由。

次は、原因はわからないが雌が雄の体をつつきはじめた。雌30羽に対して1羽の雄がいるので、雄は終日30羽の雌からつつかれることになる。半数近い雄は羽根の付け根や体のどこかから出血しており、このまま何ヶ月も生存は無理だろうと思える。

朝7時に放していた雄を30分走りまわって捕獲した。なんとも可哀相な気がする。トラックに積んで田中食鶏に持ち込んだ。肉は要りませんから処理してください、と工場長に頼んだ。それと「わたしの長男に鶏の解体を勉強させたいので、しばらく働かせてくれませんか。もちろん無給で」と頭を下げた。社長に相談に行ってくれ許可が出た。全行程を経験しておくことは、農園の鶏の命を無駄にしないためには大切なことである。

農園に戻ったら自転車(ママチャリ)が放置してある。誰が来たのかと思うが特に変わった様子がないのでタクロウ君に尋ねた。K君がバス停まで自転車で行ったがバスが出たので自宅から1時間40分かけて自転車で来たという。手袋もしないで懸命に農園まで自転車を走らせたK君の責任感に感動した。

昼前にダニエル カイザー(アメリカ人)を迎えた。自家配をするために彼が輸入する機械が安くて高性能という評判で来ていただいた。わたしにとって利益が出るような視点で提案してくれありがたい。買うときはこんな人から買わせてもらいたい。

常盤中学校のトイレを下見して、5人乗れて荷物が250キロ積めるという車が納車された。下関のお掃除仲間 トヨタの岡本店長が納車に来てくださった。お祝いの酒までいただいた。この他目的トラックは活躍すると思う。正志が農園に行きK君の自転車を載せて自宅まで送ってくれた。

01/02/03(土) 05:35 六さん(JAG07563)


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