JAG07563 六さん 2月10日しんあい農園日記

 

K君の体験実習が終わる日である。タクロウ君と3名分の弁当を柳屋に頼んで、豚汁は家内がつくってくれ、ささやかな送別会兼昼食会をした。12日に兵庫県生野学園に戻るというK君を励ました。

1時過ぎ、美祢インターに庄原市から折口さんがお知り合いのスーパーで不要になったという商品を展示できるタイプの冷凍庫を軽トラで運んできてくださった。まだピカピカの輝きがあり、エアーカーテンという機能もあるそうだ。本来、要るというわたしがいただきに行くのが筋なのに、ありがたい。鶏が肉になるころから大活躍しそうな気がする。缶コーヒー1本を飲んでとんぼ返りで帰られた。

山口市内の配達を終えて4時ごろ自宅に戻った。今夜は農園でいろいろお世話になっている龍月園(造園)の藤本社長とトコトン飲もうという約束の日である。前もって田舎の情報発信地、ガソリンスタンドのおばさんに「龍月園の好物はなにかね」と聞き「そりゃサバです。日本海のサバがあれば機嫌がええです」。早朝、家内は魚市場にサバを買いにいったが1本もなかったそうで、それでも新鮮な刺し身がおお皿に盛りつけられ、ほかにもいろいろ肴を用意しておいてくれたので、それを持って農園に戻った。戻る前、テーブルに鍵山相談役から封書が届いており座りなおして開封した。

年末、あるところに2000個のタマゴをお届けしてください。と相談役からご注文をいただいた。そのお届け先には100名近い方がおられると聞いていた。タマゴを食べた大勢の方が相談役にお礼の手紙を書かれた。また、しんあい農園様という開封されていない封書などがドッサリと出てきた。「みなさまからのお礼です」と相談役の筆跡が添えられ、全部一気に読ませていただいた。

わたしにすれば、ご用命をいただいたタマゴをそのとうりにお届けしただけなのに、お手紙の全部にタマゴが美味しかったという文字があるのは、相談役がただタマゴをプレゼントされたのではなく、農園のご紹介をあらかじめされてのうえだからだと直感した。

これほどまでに喜んでいただけるタマゴをつくらせていただいている幸せをかみしめた。1個30円でこんなに感激してくださる人がおられるし、その舞台をまわされた相談役の優しさを痛いほど感じた。

定刻の6時に龍月園が軽トラで来園。ビール8本と日本酒一升を12時までかかってふたりで飲みほした。時間をかけて飲んだので酔うほどではない。藤本さんの田舎で生きる知恵を多いに聞かせていただき勉強になった。特に「定所定物」は、整理整頓、探すということがどれほど無駄なことで非効率なことかを聞かせていただき、まさにお掃除の精神と通ずるものを感じた。藤本さん酔ってガソリンスタンドに電話「おい!ここの便所を見にこんか。顔が映るでよ・・・」と。愉快な酒を飲んだ。

01/02/11(日) 05:47 六さん(JAG07563)


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