JAG07563 六さん 2月17日しんあい農園日記

 

朝はマイナス5度でなにもかも凍りついていた。もう少々の寒さぐらいでは驚かないぐらい身体は慣れてきた。肌を刺すような冷気のなかでいつもどうりに仕事をすすめることができる。

気になったのは、おそらくキツネであろうが、シャモの小屋の周囲を何ヶ所か掘っていた。事前に地中にブロックを埋めているので中に入るわけにはゆかないが、山の食料も底をついているのだろう。夕暮れにはタヌキ家族も農園周囲を歩いている。みんな山が緑におおわれる春の芽吹きを待っている。

次女が今夜は我が家で泊まるという。夕方に奥歯の抜歯があり、主人は夜勤なので子供と一緒に「お世話になりまーす」と昼過ぎにきた。お店に入れた乳母車に子供を乗せて夕方までタマゴの発送を手伝ってくれる。

わたしは午後7時から、豊北町粟野という日本海を望むところの「発展くらぶ」から依頼で講演に行くようになっている。農園で1時間、その準備をして久しぶりにスーツに着替えて出た。痩せたので歩くとズボンがズリ落ちる。

途中、一の俣温泉を通過するので温泉に入ることにした。40分ぐらいはゆっくりできると思った。温泉大好き人間のわたしは、特に九州各地の温泉そのほとんどは入っていると思う。山口県ではこの一の俣温泉の泉質が好きである。久しぶりに山間の温泉を訪れると、改築して立派な温泉宿になっていた。その分料金も値上がりで1000円だった。でも、男湯までの畳の長い暖房の効いた回廊、そこに展示してある民芸品などが温泉宿の雰囲気をもりあげる。風呂はジャグジーや露天、打たせ湯など種類も多くなりヒノキの香りがとてもよかった。

粟野は昔は小さな漁村であったという。そこの古い幼稚園が「発展くらぶ」の本拠地である。場所がわからず歩いている方に尋ねたら、その方はくらぶの方で車に同乗して案内していただいた。下関のお掃除仲間、岡本さんもオブザーバーで来てきださりとても嬉しかった。

主に商店主が、18年前からこの集いは毎月続けてており、街のイベントなどを企画して経済の発展をささやかに支えておられるという印象を持った。実はこの活動がわたしは大切だと思う。地方文化はこんな営みに支えられる。大資本のスーパーやコンビニ、ファミリーレストレンばかりが増えると、どこも画一的な個性のない街になる。1時間話しを聞いていただいたあと、すき焼きをご馳走になりながら、みなさんが企画している「しらうお祭り」の話題を聞いていた。

9時になったので帰れらせていただくことにした。農園では愛犬がひとりで待っているのが気にかかる。途中、自宅に電話をした次女が出た「どうだった」と聞くと、抜歯のあとを縫ってあるがもう大丈夫というので安心した。

01/02/18(日) 05:27 六さん(JAG07563)


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