六さん 2月20日しんあい農園日記

田舎の主役は軽トラックである。その積載能力は、荷台にタイヤハウスが出ていないぶんわたしのトラックより多い。また積み下ろしの高さもちょうどいい。しかも両横と後ろの三方の荷台が開くので抜群の便利さといえる。この軽トラのダンプや、後ろのタイヤがダブルの車など使用目的によって様々なタイプの軽トラが往来している。

先日は道路の両端にズラリと軽トラが縦列駐車していた。こんな場面はお葬式と相場は決まっている。

軽トラを見ていて思うのは、軽ならでは車検や税金などが安いという特典である。この田舎の主役に高い課税をしたならば、農家の経営はますます圧迫されるであろう。最近、軽の性能が抜群によくなり高速道路でも普通車なみに軽が走る。この軽と田舎の軽トラとは目的が違う。田舎の軽は働きモノである。

きのう収穫させていただいたキャベツと白菜をそれぞれの鶏舎の運動場にまいた。その量はハンパな量ではない。10時過ぎいっせいに鶏を運動場に放すとすごい食欲でついばみはじめた。キャベツや白菜は玉のままであるがおよそ一時間もするとシンまでなくなり、鶏は悠然とカラダを太陽に横たえて昼寝をはじめた。すごい食欲に圧倒された。

午後から山口市内の配達に出た。きょうは9件の配達があり忙しかった。途中、農園の新鶏舎建設予定地におおがかりな排水工事を依頼している龍月園から「はじめるよ」という電話がかかったので夕方農園に立ち寄った。1.5メートルの深さの溝を何本も掘り、下に排水パイプを埋める作業がすでにはじまっていた。田舎の人の知恵と技術は、経験に裏打ちされてすばらしいものがある。感心してなりゆきを見ていた。

6時前に自宅にもどり、長靴と包丁をもってキャベツ畑に行った。掃除仲間の尾崎さんが散歩の足をとめて「足立さん、なにをしておられますか」とキャベツを荷台に積んでいるわたしに目をまるくされた。

01/02/21(水) 05:20 六さん(JAG07563)


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