JAG07563 六さん 2月26日しんあい農園日記

 

白菜がスーパーで一玉200円近くで売られている時期に、B品とはいえとり放題で毎日農園に運んでいる。キャベツもそうである。本格的に野菜をつくる農家は大挙して飛来するヒヨ鳥などに頭をいためておられる。わたしがタダでいただく野菜畑周辺は野鳥の保護地域であり、バードウォッチングなど宇部市の観光マップにもはいっている。農家はこの事態になるすべはない。

イルカの保護か捕獲か。治山と鹿などの動物保護・・・・あらゆるところで自然との共生が課題となっている。つきつめると現場で生きる人と、周囲で唱える人の違いである。

午後3時ごろ農園を走りまわっていた愛犬が戻ってきた。それが臭い。よく見るとなにか動物の糞を首すじなどにこすりつけている。最近、他の犬などの臭いを寝転んで体につけるしぐさをするのでそれが原因と思う。北風のなかで真水でシャンプーされる犬も辛かろうが、洗うこちらもやりきれない気持ちがした。でもタクロウ君が乾いたタオルで拭いてくれたので、わたしの気持ちも、愛犬も救われた。

それから、ライスセンターにスクモをとりに二人で行った。500キロはいる大きな袋3つにスコップでスクモを詰め込んだ。これを明日の朝、龍月園のおじさんが4トンのユニック車で農園まで運んでくれる手配をしている。お礼は焼酎である。新鶏舎の床にこのスクモを敷き詰める。

夕方自宅に帰った。母が風邪で寝ているので夕食は家内とふたり。母は鍋ものが好きでないので、今夜は久しぶりに「うどんスキ」にメニュー決定。車で1分で大型スーパーがある。メイボ・アンコウの肝に野菜と生うどんを買い求めた。鍋ができるまでのあいだ新聞に目をとおした。

地元紙に大きく特集のような紙面構成で、昭和17年2月3日におきた地元 西岐波の長生炭坑水没事故、その183名の犠牲者のうち130名近くの韓国人の遺族が今年も宇部の団体に招かれて現場で大法要をしたと報じている。それはいけれど、主催者が主張する「強制連行された朝鮮人が」・・・・は外れている。この強制連行という制度は昭和19年からはじまっている。

また遺族になんら償いをしていない。これは事故直後 鉱業主と保安係が亡くなった遺族の自宅を訪れ、当時では精一杯の金額を手渡している。このことを証言してくれる人は先年亡くなった。

要はマスコミの軽い姿勢である。なにも調査せずに鵜呑みで報道することに疑問を感じる。「新幹線の最高時速が500キロで・・・・」と誤った報道はない。それは誰もが知っているからである。ならば誰もが知らないことは一方的に、そのまま書くのか。という疑問符がわたしには残る。歴史認識がこんな低レベルな報道からうまれる。マスコミの資質を問いたくなる。

01/02/27(火) 05:42 六さん(JAG07563)


| 電子メール | スペシャルエッグ | 1月 | 2月 |

2000年 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |

| トップページ | みなさんのご意見 | 元気な鶏の卵です | 箸よく盤水をまわす | リンク先 | 地図 |