六さん ３月１日しんあい農園日記

午前１０時、小雨の中を待望の雛鶏５００羽がトラックで到着した。新築の鶏舎２区画に２５０羽の群にわけられた。雛独特の動物臭がある。今回の鶏は９３日齢でもう一ヶ月もすると臭いがなくなる。

昨年からタマゴが品薄で推移している。鶏舎を建てやっと主役がご登場ということで、わたしの心はウキウキしてる。しかも今回の鶏舎は、これまでの経験から何ヶ所か改良しているので、鶏にとってもより健康的に生活できると思う。１１時半、約１０００個のお店行きタマゴと２００個の やたい村納品タマゴを積んで農園を出た。この時間から農園に帰りついた午後６時まで、ほぼ走りどうしであった。

高校が卒業式ということもあってか、混雑した山口市内を通過して納品。再び農園近くの渡辺バラ園さんに立ち寄り、下関で注文を受けた花束を受け取る。そして自宅に着いたのが１時半。娘がうどんをつくってくれたのでそれを食べて下関に向かった。浪花の荒川さんからはじまり、阿野米店で終わるコースを走り終えたのが午後４時半。高速移動で農園に戻れば早いが、１２００円の料金は３０円のタマゴを売っている者としては気が引けるので、競艇の終わりで混雑に拍車がかかる国道を農園まで走った。

もう薄暗くなった農園では、まだタクロウ君がリヤカーを引いて掃除をしていた。彼はセブン、ローソン、ヤマザキの弁当を全部種類食べてもう飽きたという。昼に柳屋さんにタマゴを配達したとき奥さんに「毎日５００円で弁当を作ってくれんかね」と頼んだ。頼まれたほうは金額より、毎日同じモノをつくるわけにもいかないので多少考えられたが「しばらくやりましょう」と引き受けてくれた。それを伝えると彼は喜んでいた。

雛はたいへん落ち着いている。今夜は農園で泊まってようすを見ようかと思っていたが大丈夫なので自宅に帰った。午後７時。走行は約３００キロ、よう走るが、それだけの体力があるのがありがたい。

01/03/02(金) 05:28 六さん(JAG07563)