JAG07563 六さん 3月10日しんあい農園日記

 

清風掃々は掃除に学ぶ会の機関誌である。光栄なことにその創刊号を編集させていただいた。今はレストラン ティアの元岡社長が、これだけ多くの人が関わる会になったので相互に情報をやりとりする場が必要である。と強く願われ「足立さん、やりませんか」と肩をたたかれた。

元岡さんのこだわりは尋常ではなく、たとえば表紙「日本古来の文化が感じられるもの」という指定があった。そのぐらい全般にわたりこだわりの指示があり、わたしのおおきな成長材料となった。

遅々として編集がすすまないお盆休み、夕方携帯電話が鳴った「元岡です」。お盆の繁忙期に各お店を激励にまわられるとき、わたしの陣中見舞いにも立ち寄られた。突然の訪問にほんとうに驚いた。その夜は宇部全日空ホテルにお泊まりという。

夜、わたしがひいきにしていた港町のキャプテンにご招待した。ここは魚や野菜、お肉を鉄板焼きで出してくれる。ワインも豊富にそろえている。若いご夫婦がきりもりしている。

お店は我々だけだった。お店に入るなり「このお店はいい!」と言われそれを何度も帰るまで言われた。その意味は帰るときにわかることになる。

当時、キャプテンはお客が少なく加えて生まれたばかりの子供を預けることができないので、奥さまは背負ってお店に出ていた。もうお店は続けることができないかもしれないという迷いがあったという。

奥さま!このお店で一番高い白ワインをボトルでください。次は赤ワインも同じような頼み方をされた。招待したわたしは財布が気になった。最後に席を立たれた元岡さんがお支払いをされながら「奥さま、あなたの働く姿がとても素晴らしかったですよ」とひとこと言われた。子供を背負っていた奥さまの目から涙が落ちた。

この奥さまは今は、宇部掃除に学ぶ会の中心的存在である。お子さんもおおきく成長された。そんな物語を振り返りながら「おふたりが一年頑張られたお祝いに」と石田さん、村田さん、山根さんがキャプテンで夕食にご招待してくださった。お店から赤ワインも一本プレゼントしてくださった。

久しぶりに酔った。ありがとうございます。

01/03/11(日) 06:36 六さん(JAG07563)


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