JAG07563 六さん 3月19日しんあい農園日記

 

隣の畑はいわゆる不在地主で、持ち主が絶えており買い求めることができなかった。それを地元のお百姓さんがソバをつくっている。といっても収穫するでもなくノラ生えである。この地主から小作権約束をして、わたしはここで減反している。と申請すれば奨励金が年2万5千円ふところにはいる。

そのお百姓さんが来た「あんたこの畑(500坪)を年 2万5千円で使わんか」という。安いと思ったから「頼む」と返事をしたのがきのう。今朝また来たから「イチジクを植えようと思う」と言うと、ソバにしてくれとしきりと言う。ははーん!わたしから2万5千円と減反で2万5千円をとろうという魂胆だなと理解した。話しはクリアーボタンで解消させた。

D君との朝飯は、5時から炊いたご飯にレトルトカレー、それにインスタントのスープだった。テレビを観ながら悠長に食べるのでシビレが切れたが辛抱できた。ええじゃないか、ゆっくり食えよ・・・・。怒るのは一般的で、わたしは一般的でない対応をするのが役回りである。「心温かきは 万能なり」と鍵山先生からも教えていただいている。「7時には出てこいよ」と声をかけてわたしは仕事をはじめた。

7時5分にポケットに手を入れて出てきた。タクロウ君は幸いまだ来ていないから「ええか、7時と言われたらその少し前に出てこいよ。それを続けるとお前の人生が変わる。それから隠れてタバコを吸うな!タバコが悪いとか、善いとかそれではない。隠れるということはいけん。タバコはタクロウ君が吸うときは吸ってもいいが、決してお前から吸うな。そしてくわえタバコはするな。ええか」言葉は良くないが、D君のこれから先において知っておいてほしいと願いながら言った。感情をぶつける話し方は通用しそうにない。

まだ心にベルトはかかっていないが、真剣な取り組みのなかでいずれはベルトがまわり始めると思う。タクロウ君が先輩としてよく面倒をみてくれる。わたしも、タクロウ君もこのことで育つのだろう。

01/03/19(月) 17:50 六さん(JAG07563)


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