JAG07563 六さん 3月29日しんあい農園日記

 

タクロウ君は、朝6時20分に近所のまかないのおばさんの家に朝飯を食べに行く。そして農園に20分かけて7時前後に到着する。しかし、今朝の到着は7時20分を過ぎていた。理由は聞かなくても察しはつく。

タクロウ君の車がやっと着いて、ポケットに手を入れてD君も降りてきた。わたしの顔を見てすまなそうな笑顔を見せた。「遅れてなにが悪いか!」という目つきではない。「朝寝坊しました」と目つきは言っている。

叱る言葉はたくさん用意していたが叱らないでよかった。叱れば彼も言い訳はいくらでも用意していたと思うから。仕事ははじめる前「おい、明日は頑張れよ」と小さい声でいうと「はい!」と返事をした。

島原行きの前日ささやかなお土産を買いに行った。お使い物は市内の幸屋という店で、もう20年近く買い物をしている。しかし、仕事がかわり買い物に出ることもなくなったので、わたしにすればほんとうに久しぶりに訪れた。長靴の農園スタイルで品定めをしながら店内を見ると、若い主以外の女性店員は面識がない。蒲鉾の10本詰め合わせを3箱買い求め支払をした。求めもしないのに領収がお釣と一緒についてきた「ぎじろくセンター」ではなく「しんあい農園」と間違いなく書かれていた。

「よくわたしのことをご存知でしたね」と思わず言葉が出た。「はい、わたしも将来は田舎暮らしをしたいと計画しています。頑張っておられますね」と言ってくれた。

わたしが長年、この幸屋に通い続けてきたのは、この居心地のよさというか、気配りだったのかも知れない。同じ蒲鉾は他の店にもある。

午後から下関に配達に出た。トラックのフロントガラスにヒビがあるので、お掃除仲間のトヨタ店、岡本店長を最後に訪ねて修理をお願いした。店長は最寄りのJR駅から、わたしの自宅に近い駅までの時刻を調べておいてくださった。そして幡生駅まで見送ってくださった。

駅でキップを買い求めようとすると先客がある。女性ふたりが窓口の駅員と話し込んでいる。長いのでなにを話しているか後ろで聞いてみると、駅のトイレの掃除がどうのこうのと喋り続けている。よく見ると、掃除のさんと、川本さんが駅員に掃除の場所を貸してくれと交渉している最中だった。お互いにビックリした。

01/03/30(金) 05:26 六さん(JAG07563)


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