JAG07563 六さん 3月3日しんあい農園日

何年か前120馬力船外機をつけたボートをもっていた。鍵山相談役とご縁をいただき掃除をはじめてから、趣味の釣りが色褪せてしまい、年に2度しかそのボートで釣りに行かなかったので処分した。

いろいろな釣り方があるが、疑似餌でねらう場合は海鳥をさがす。カモメなどが群れているのは、大型の魚が小魚を追い回し、追われた小魚が水面近くまで逃げるのを鳥が狙うのである。その下には大物がいる。

先日来、愛犬が吠えるので慌てて鶏舎から出て「さぁタマゴが売れるぞ」と思っていたら、車から降りた人は川面を眺めて、山を眺めて去って行く。何人もそんな人がいたので不思議だった。きょうも犬が吠えた。

手をとめてその人の行動を観察した。やはり川を見て、山をグルリと眺めて帰ろうとしたから「おはようございます」と呼び止めた。なにをしたのか尋ねた。

農園の側を流れる川は厚東川と呼ばれ一級河川である。農園から500メートル下流で巨大な小野湖になり、宇部市民の水瓶となる。そのダムから出た水は再び厚東川となり周防灘にそそいでいる。

小野湖では寒中ワカサギ釣りが盛んで、近隣はもとより県外からも大勢釣り人が集まる。もう春なので釣り人も少なくなった。そのワカサギが産卵する場所が農園の真下という。ここから上流には大きな岩がゴロゴロして産卵に適さず、農園下の川砂がその場所になっており、投網で捕獲しようとする人がワカサギの様子を見にくるのである。

「まだ来ていない」と言う。それは、サギなどの鳥が川に降りないからだと。ワカサギが集まると鳥がたくさん川面に集まりそれを食べるから、産卵の開始を知らせてくれると教えてもらった。山に数羽のサギがとまって川をみていた。

自然の道理に従えばいいのである。やみくもに投網をうつのではなく道理にしたがいさえすればいいのである。「全部は捕らんよ、毎年の楽しみだから」と。--- 無理はしなさんなよ である。

01/03/04(日) 05:26 六さん(JAG07563)


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