JAG07563 六さん 4月2日しんあい農園日記

きょう月曜から出勤時間を8時にした。タクロウ君とわたしのふたりのときは7時が仕事開始であったが、若いD君が加わったことと、これから日が長くなり暑さも増してくるので、はじめとおわりの時間を決めた。終わりは6時から6時半を目安にせよ。と言ってある。それ以後の世話はわたしがすればよい。

彼らとわたしは、仕事をする仲間という面と、生活訓練をする仲間という関係がると思う。

実は土曜の夜から日曜の朝にかけて落胆するような彼らの仕事ぶりが露呈した。夜中、野犬がおるようなので棒を持って出た。鶏舎に異常がないかと歩いていると、ある鶏舎の産卵室入り口の戸が開いたままである。ここから獣がはいれば、簡単に鶏を襲うことができる。まさに危機一髪の状況であった。

明けて日曜の朝。山羊を草むらにつなごうとロープをさがしても見当たらない。もしやと思い小屋の戸を開けたらもしやが的中していた。長いロープを首輪につけたまま小屋に入れていた。ロープは足にからみついたいた。

前の仕事のとき、唐戸魚市場の松村専務に社員研修の講師でおこしいただいた。その帰り「社員には伝え続けよ」とわたしに言われた。それで一念発起して「社長新聞」を毎週金曜日に発行し続けた。社長がなにを考えているかを毎週伝え続けた。

それを農園でも実行する必要があると2件の出来事から痛感した。戸を閉め忘れる。山羊のロープをやりっぱなしで帰る。その程度の人間がお客さまに満足していただけるタマゴは到底つくれない。その程度の者にしか教育できないわたしに一番の責任がある。一緒に生活訓練というのはここである。上から下ではなしに、まさにダンゴで歩もうというところである。

朝8時前に来たふたりを座らせ、一日の予定を説明したあと----ええか、この前耕運機が壊れた。このことで叱りはしなかった。俺が本気で叱るときは、例えば、トイレに行って紙が切れている。そんなときは怒るぞ。最後の紙を使って、後の者が困ると知りつつそのまま放置して出る。これは許されない。この応用で考えながら行動せい。

よく理解できない顔で「はい」とふたり返事をした。ぼつぼつわかってくる。

01/04/03(火) 05:50 六さん(JAG07563)


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