JAG07563 六さん 4月6日しんあい農園日記

 

午前中お客さまが多かった。久留米からタウン情報誌の取材が最初にあった。カメラマンが鶏の産卵を撮りたいと言われるので鶏舎に一緒にはいり「これがもう生みますよ」と教えると、まちがいなく5分後ぐらいには生み落す瞬間を見せてくれる。わたしもだいぶ鶏のプロになってきた。

次は、現在の建物がある場所の地主さんだった、小野田市の藤田さんご夫婦がお孫さんふたりをつれて見学に来られた。50年ぐらい前、ここに畑をつくっておられた。懐かしい表情で農園内を歩いておられた。特に入り口の大きな柿の木には正月の飾りをつくった思い出があるようで長いあいだ眺めておられた。6月にホタルを見に来ます。と帰られた。1月、雪に足をとられて転倒して左腕を骨折したというおばあさんの腕がまだ腫れ上がり痛々しい。思わぬ訪問に嬉しかった。

宇部市内からわざわざタマゴを買いにこられる初老の男性は「ここに来る間の景色がいいので、お店は知っているけど来るのです」と、途中で桜がきれいだったことをそれは嬉しそうな表情で話して帰られた。

タクロウ君とのつきあいも5月で一年になる。最近では、わたしが何を考えているかぐらいは、視線や動きでかなり察知している。それはよく気がつく。掃除は徹底してやる。夕方近くになると、きょう使った道具を洗って干す。床は掃くだけではなくたまには水を流してブラシで磨いている。トイレは水曜と土曜に磨きあげる。本当によく動いてくれる。いまは午後から山に入りシイタケのホダ木を秋の収穫にむけて立てる作業をTシャツ一枚でやっている。

その勢いにつられて、足をひきずって歩いていたD君が、最近小走りでタクロウ君の用事をしていることがある。返事も「はい!」と大きな声が出せるようになった。

夕方D君がやってきた「携帯を買ってもらいました。番号はこうです」と番号を教えてくれた。なぜ携帯を持たせるかは、ご両親とわたしの話し合いで合意したことがありきょうから彼は自分の携帯を持つことになる。

農園の機能がこのふたりを中心にとどこおりなくすすんでいる毎日に感謝をして、夜のビールが美味かった。2週間ぶりに布団を干したので心地よく快眠。

01/04/07(土) 05:33 六さん(JAG07563)


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