JAG07563 六さん 4月7日しんあい農園日記

D君、両親から買ってもらった携帯と腕時計をしている。腕時計は、わたしが「これは30分でやれ」などと時間を切って指示をすることがあるので必需品である。そうでもしないとダラダラと動く。

携帯は、わたしとの緊急連絡用であるがこれは自ら活用している。鶏舎の陰にしゃがんでメールを打っているのは知っているがまだ放置している。悪いところを一度に全部指摘されるとわたしでも息苦しくなる。しばらくメールは執行猶予である。

タクロウ君もD君もわたしも、もう顔は日焼けしている。わたしは元来が黒いほうなので代わり映えしないが、彼らふたりは色白なので顔が赤くなっている。

土曜はタクロウの掃除に気合がはいる。それは日曜に来園される方に少しでも気持ちよく感じてもらおうという気配りである。5時すぎからその掃除がはじまった。トイレは水タンクのふたをあけてまで掃除をしている。D君にも指示をとばしている。わたしも一緒に2時間汗をかいた。

土間に広い板の間がある。それをタクロウがD君に「水で拭け」と指示をだした。見ているとバケツに水を汲んで、タオルをしぼってはいつくばって拭きはじめた。「おい!そんな掃除は初めてじゃろうが」とわたしが声をかけると「はい」と言って黙々と掃除を続けた。仕事のあとの2時間掃除は腹がへる「よし!明日は日曜で俺が鶏の世話をするが、夕方6時に焼肉を食べに来い」と誘っておいた。

「凡事徹底」と掃除にご縁をいただいたとき、その心を鍵山先生に直接教えていただいた。いまでもそれは実践している。

例えば部屋の掃除。月に一回とか年に数回徹底した掃除をするより、ガス台でいえば、野菜炒めをしたあと、周囲壁やコンロをふきんでふきとっておれば清潔さは持続できる。根性をいれてやる掃除は本物でなく、日常コツコツ継続する掃除が「凡事徹底」になる。

一週間を終え、夜の静けさのなかでチビチビ飲むウィスキーに最高の贅沢を感じた。

01/04/08(日) 07:27 六さん(JAG07563)

 

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