六さん 4月13日しんあい農園日記

3月から開始した新鶏舎の棟があがる日が来た。家内は朝から魚市場に行き、刺し身を用意してくれた。弁当はタマゴのお客さま柳屋に頼んだ。いつもは大工の村上さんと相棒で仕事は進むが、きょうはシモバンのまっちゃんこと松本専務も応援に来てくれた。

庄原の愛鶏家に薩摩鶏を差し上げるために、林さんが軽トラで来てくださり、その便に宮崎さん、Nさんというお掃除仲間・飲み仲間も同乗して訪問してくださった。

Nさんには、農園ホームページを開設していただき、日記にタイトルや写真を添えて更新する作業をまったくボランティアで引き受けてくださっている。農園のネットワーク拡大の仕掛人である。今回もデジカメを片手に歩きまわっておられたのは、その写真にまちがいない。

もうおひとり、下関の倉本さんは広島の掃除パティオ(SMルーム)に載せるわたしの日記を、下関などの仲間に毎日配信してくださる。なかにはパソコン環境がない方がおられ、その方にはファックスで届けておられる。善友に支えられこの日記を続けている。

昼、タクロウ君、D君という農園の役者も交えて11名でささやかな祝いの席をはじめた。博多から飛ばしてきたという望月さんも仲間入りしてにぎやかな時間だった。

林さんが「一年でここまで大きくなろうとは思わなかった」と言う。去年の今ごろは、農舎の建築中で周囲は荒れ放題だった。それがケヤキやモミジの大木を何本も植え今年は更に桜も植えた。お掃除仲間が植えてくれた朴の木も2本新芽を出している。鶏舎は4棟に2000羽の鶏がはいり、きのうは1500個のタマゴを生んだ。

到底ここまでひとりだったら出来るわけがない。わたしが農園を出て配達や営業に行けるのは、3人分は働くタクロウ君の抜群の体力であり、店でタマゴを出してくれる家内の功労である。そしてなによりタマゴをお買い上げくださるみなさまがおられるからである。一年間、売るタマゴが無いという苦労をしてきた。これが、タマゴが余るという苦労ならば、鶏舎を建築するどころではない。

わたしが一年やってきたことは大したことはない。周囲のみなさんが動いてくださった結果である。夕方7時、薄暗くなった農園を歩きながらそれを実感した。

01/04/14(土) 05:30 六さん(JAG07563)


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