JAG07563 六さん 4月30日しんあい農園日記
木々がそれぞれの色の新緑をあらわして、農園の周囲はどこをきりとってもいっぷくの絵になりそうなぐらい美しくなった。とくに農園シンボル的な樹齢250年といわれるモミジは、紅葉もいいけど新緑がなおいい。と思うぐらい緑が輝いている。 久しぶりの2日連続雨。冬の寒風でかじかんだ指でタマゴを集めることに比べればなんということはない。雨具をつければいいのであるから。でも、午後からタクロウ君と約300キロ近い餌を8つの鶏舎にバケツで運ぶときは、雨具の下のシャツは汗でぬれて雨具の意味はない。 明日、火曜は山口市の配達なので少し大目に3鶏舎の糞を始末した。あたたかくなったので少し始末を遅らせるとハエが出てしまう。養鶏というと、ハエと臭いで悪いイメージがあるが、きちんと始末をすれば大丈夫である。汚れた新聞紙は、風さえなければその日に燃やしてしまう。 大型連休を農園で感じることはない。ラジオで渋滞情報を聞いて感じるか、夕方、買い物に行くとき県道を走り、県外ナンバーの観光客が多いことなどで世間を感じる。 タクロウ君には5・6・7日と3連休を出した。彼は4日の夕方から実家の福山に帰省する。「いいですよ」と休みを固辞していたが、その顔は嬉しそうである。総領町には彼が大好きなおじいさんがひとり暮らしをしている。いつもそこを訪れては、おじいさんの話しをしてくれる。鹿児島のうまれで、いまでも鹿児島弁でイモ焼酎らしい。 総領町には、縁あって農園の薩摩鶏が自然養鶏をしておられる羽藤さんのところにいる。その薩摩鶏は仲間からイジメにあい、本来は薩摩独特の貫禄を見せるところであるが、羽根をむしられて痛々しい姿になっている。その鶏を羽藤さんが飼ってくれている。「僕、薩摩にあってきます。もし虐待されていたら連れて帰ります」と真剣である。 その、総領行きのタクロウ君を庄原市のお掃除仲間が歓迎してやろうと言ってくれた。タクロウ君にそれを言っても本気にしない、それでも夕方6日の夕方に行かせてもらおうとおもいます。と受けてくれた。 きょうは疲れて早く風呂とビールでくつろぎたいので「もう終わろう」としつこくタクロウ君に言い、6時すぎに帰らせた。見送りすぐにビールを飲んだ。汗をかいたのでうまい。 01/05/01(火) 05:48 六さん(JAG07563)
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