JAG07563 六さん 5月2日しんあい農園日記

農園をはじめた当初から、ボツボツ鶏を増やしていけばいい。と思い、畑もつくろうと小さいトラクターを買った。たまには釣りもしなければ・・・と松村専務からいただいたボートに船外機をつけた。

ところが、ありがたいことにタマゴの予約がグングン伸びてきた。鶏舎は一棟つくるのに多くの資金が必要になるので、昨年9月には苦肉の策で、1群を6群に分散して鶏舎を空にして、そこに新たに300羽を入れるというカケをした。案の定多くの犠牲をともなった。

2月に一棟完成して、3月1日に2群600羽をいれて2100羽になった。その若鶏がいま産卵ピークに達して最高のタマゴをうんでいる。しかし、それでも足りないので5棟目(10群)が入る鶏舎を建築していたが先日完成した。

中山育雛場の専務にはいつも無理を申し上げながら、今回も700羽を早くいただきたいとお願いした。140日齢の鶏を都合してくださった。当然この700羽は他の養鶏場に納品される予定で育てられた鶏であり、わたしはつまみ食いをしたことになる。「はやく入れてください」と電話とファックスで、わたしどもの事情を伝えたら「5月3日午前9時」という返事をいただくことができた。

昨年、最初に入れた200羽の群がこの5月末には入れ換え時期に到達するので、そのタマゴを埋めることも今回の羽数に換算している。明日の午前中に農園の人口は2800羽という一年前には考えられないような大きな数になる。トラクターもボートも使えない一年だった。

お店や農園に、ぜっかくタマゴを買いに来てくださるお客さまに、20個のところを10個に減らしていただくような日はましなほうで、大部分は品切れの日を過ごしてきた。家内は「売り切れ」の張り紙をしたが、わたしはそれをはずして、言葉で説明してほしいと言った。お店に人が来られるたびにお断りをするという苦労をずっと続けてきた。農園でもたくさんのタマゴを選別しているところにお客さまが来られても「申し訳ありません、予約でいっぱいです」とお断りすることのほうが多い。

明日到着する700羽が大きな支えになると思うと、もう嬉しくてしょうがない。午後からタクロウ君とふたりでむかえる準備を夕方までした。給餌器を16個、床からの高さを測りながらきちんとつけたりする。タクロウ君も喜んでいる。売れない苦しみに比べたら、足りない苦しみのほうがはるかに幸せとは知りつつも、お詫びの限界に達していたのでほんとうに嬉しい。

01/05/03(木) 04:09 六さん(JAG07563)


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