JAG07563 六さん 5月6日しんあい農園日記

 

午前中、採卵や検卵のあいまをみて、きのうやり残した給餌器の調整を正志と全部済ませた。実はそれでもまだ満足していないことがある。それは午後からやろうと思いながら。

鶏舎にFMラジオを終日鳴りわたり、クラッシクやジャス、歌謡曲などさまざまなジャンルの曲をかなりおおきいボリュームで鶏たちは聴いている。12時過ぎ2発の銃声がこだました。おそらくカラスの駆除であろう。鶏はそのパーンという音に動じもせず餌を食べていた。以前は、全部の鶏が騒ぎしばらくホコリを舞い上げて騒いでいた。FM山口の力は大なり。

給餌器から餌が出る量の調整はできたが、もうひとつ気になるのはその床からの高さである。約80個ある給餌器の高さは全部がまちまちである。わたしはハサミを立てた高さが、床から給餌器の底にあたればそれが鶏にとって一番いい高さだと知っている。それを全部の鶏舎で2時間かかってやり終えた。

経営者の視点がある。それは有能な部下でもそこまでは気がつかないところがある。例えば出張するとき、わたしはいつも5時とか、早いときは4時ごろ自宅を出ていた。それは、高速道路を使わずに移動できるからである。その一年の積み重ねが大きいことを知っている。

また夕方は役場が仕事を終える5時ぎりぎりまで、一ヶ所でも多くの役場を訪問しようと距離を伸ばした。3時ごろ、帰宅する時間を考えてUターンするのではなく、時間ギリギリまで遠くに行くのがわたしの営業であった。だから帰る時間は遅かった。5時前ギリギリに役場に着いて、仕事を終えた職員さんとけっこう充実した会話ができたこともたくさんある。

そんな経営者の感覚を徹底するために就業規則などに細部にわたり定めるが、社員はうまくその網をかいくぐる。規則ではなく、みずからの気付きとして仕事の改善に取り組もうとする。自分の生き方として仕事にも精を出す。そのヒントを与えてくれるのが掃除に学ぶ会である。

ハサミで高さを調整することなど、掃除の会を経験していなければ出ないアイデアである。

01/05/07(月) 05:20 六さん(JAG07563)


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