JAG07563 六さん 5月10日しんあい農園日記

 

今は故人となられたが、広島中国新聞社ビルの真向かいに知り合いがいた。被爆のあと大阪から親戚がやっとの思いで見舞いに来てくれたという。手土産は米など食料ではなく2本の釣竿だったと言われ、その竿が家宝のように大切にされていた。米などはすぐに食べ尽くすが、この竿で毎日魚を釣って食べました。

物の支援でなく、営めるもので支援するということが、砂漠に樹を植えたり、井戸を掘ったりという国際協力にも通じている。

一年農園で生活をしてきた。わたしなりに背水の陣で臨んできた。少しばかりの蓄えはほぼ使い尽くした。それは建物となり鶏舎になった。これを基盤にして農園の営みを展開していけばいい。あとは基盤を使いきるだけのやる気があればいい。

新総理が所信表明で「米百俵」のことわざを引用された。わたしが農園の基盤をつくるためにこの一年で使ったお金をどう表現するか。わたしなりには、釣竿の例をイメージしていたが、米を食べ尽して終わるか、その百俵があらたな千俵をうみだすか。我が意を得たりという実感がした。

新緑は見る者には美しいが、暮らす者にはこれから晩秋までは連日草刈りのはじまりを意味する。先日来、農園内の草が勢いよく茂りはじめたことが気になっていた。

下関の配達から帰り1時間草刈りをした。春の草は秋に比べると刈りやすいので1時間でもかなりの範囲を刈ることができた。これからほぼ毎日刈ってもおそらく追いつかないと思う。暑くもなるし、いよいよ体力勝負の時期が来た。

夜、ホルモンの味噌煮込みをつくったら上手にできて、ふだんは1合も食べないご飯を炊いただけ全部たいらげた。

01/05/11(金) 05:05 六さん(JAG07563)

 


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