六さん 5月12日しんあい農園日記

鶏の育成マニュアルどうり、生後400日を過ぎたころからタマゴの質が悪くなってきた。カラの表面がザラザラであったり、カタチが悪くなり商品としては出しにくいものが目立つようになった。その群を今月いよいよ淘汰しなければならない。

毎日広い運動場で動きまわっているだけに、スーパーで売られている鶏肉と全然ちがって味があり美味い。捨てるということより肉として提供したいと計画してきたがその時期に達した。

鶏を何日に運び入れ、肉はどんな商品形態で真空冷凍して、値段はいくらで、ガラや内臓はどうするか・・・・など最終的な打ち合せに午後6時、正志が出向いて打ち合わせをすることになった。そのことを朝礼で話題にしたら、タクロウ君が処理場を見たいと申し出た。ああいいことだから正志と一緒に行け。と5時に農園を出ることになり、それにあわせてタクロウ君の仕事のピッチは早くなった。

午後、中山育雛場の専務が淘汰した後の雛の搬入計画について打ち合わせに来られた。毎月7万羽ぐらいの雛を入れては生後100日ぐらいで納品されている。その範囲は南九州から中国地方一帯と広い。その専務の鶏に関する知識をできるだけ多くいただける時間でもある。鶏舎をみていただき、鶏をみてもらいながら日ごろ疑問を感じていることをたくさん質問する。それに的確に答えてくださるから嬉しい。

専務を見送ったあと、阿知須の山根さんご夫妻が農業法人の社長さんを伴なって来園された。先方の農園園では獣から鶏やウサギが夜間に襲われる事故が多発しており、その対策を検討するために訪れられた。山奥で養鶏をしているが、まだその事故は一度もないのでわたしのやり方を見ていただいた。山根さんは、山羊のゆきちゃんをいただいた方で、ひとあじちがう農業を実践しておられる方である。

5時から、正志とタクロウ君は下関の処理業者にむかった。今夜は正志が農園で泊まるので、焼き飯、焼き豚など腕をふるってつくった。7時ごろまで鶏の世話と食事の支度をして、シャワーをつかって7時半ごろから腹がへったのでイカのバター焼きでビールを飲みはじめた。2本目のビールを飲んだころふたりが帰ってきた。

タクロウ君がいろいろ質問したらしく、少し興奮気味で「勉強になりました」と言う。明日も僕は出ますからと言うので、日曜は休んでいいからと断りきれずに、じゃあ来てくれるか・・・・と押し切られた。明日の夕方は、望月さんと正志が鶏の加工について検討する日で、それにタクロウ君も同席させる予定だった。彼にすれば午後から出るなら、朝から出て手伝いたいという善意である。正直なところ助かる。

いよいよ鶏肉が動きはじめた。

01/05/13(日) 05:03 六さん(JAG07563)


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