JAG07563 六さん 5月19日しんあい農園日記

 

朝、きのういただいた軽四を使おうとするとエンジンがかからない。バッテリーがあがっている。タクロウ君がブースターケーブルを持っていたので始動させた。でもまたエンストした。岡本店長に電話で相談して、ひと山越えて美祢市までバッテリーを買いに行った。でもエンジンはかからない。「夕方、メカニックがわかるものを行かせます」といわれ、タダでいただいた車のことで、そんなに迅速な対応をしていただくことに恐縮した。

午後1時過ぎ、D君の母親が来られた。彼は突然「行きたくない」と仕事に来ることを拒み、残念だがそのまま縁が切れている。昨年、農園で使おうと洗濯機を買ったが水不足のため自宅で待機していた新品の洗濯機をD君に貸していたが、それを返しに来られた。意外だったことは、中には糸屑などゴミがたまったままで、外側も汚れたままだった。「ありがとうございました」とお礼を言われたので「はい」とだけ返事をした。D君本人にあうこともなく幕はおりた。

疎開先で母親の百姓を手伝い、炎天下の水不足で枯れていく稲にオケを担いで水を運んだが稲は枯れた。でも、そんな重労働のおかげで、車を運転して全国に商品のハンドルカバーを売って歩かれ、イエローハット(カー用品)の創業が、その強靭に鍛えられた身体でできた。だから無駄なことはひとつもありません。と鍵山先生は言われた。わたしにとっても、D君、その両親や家族にとっても、今回の短いご縁が無駄ではないよう思うだけである。

夕方、お店を正志夫婦にまかせて家内が来てくれた。夕方の仕事をしながら献立を考えないで済むのはなんと楽なことかと実感した。主婦は毎日3度の献立を考えながら家事をしている。働く女性はなおすごいと思う。

きょうの献立は頼んである。農園の鶏肉料理である。7時すぎにひと風呂あびて食卓につくと、ささみの刺し身が出た。わさび醤油で食べると最高だった。次は胸肉ともも肉の唐揚げ、次はフライパンで焼いてもらい、最後は水炊きでご飯を食べた。明日の昼は家内は帰るが鶏肉の炊き込みご飯が予定である。もう一品味をみたかったのは焼き物であるが、これは次回外でやろうと思う。

福山市の焼肉店「神戸屋」から頼まれて肉を3羽分きのうのクール便で届けたら、夕方、仕入れの担当者から電話があった。「放し飼いの鶏は味もいいけれどカオリがいいです」と。そのカオリがわたしにはわからなかったが、味と歯ごたえはいいと思った。特に水炊きのスープは濃厚な味だった。

軽四は笑顔の木田課長が動くようにしてくださった。明日は下関掃除に早朝参加といわれた。イタリアレストランを開店された松山の長坂さんの愛子奥さまから、心あたたまるお葉書も頂戴して、久しぶりにいい気持ちで酔った。

01/05/20(日) 05:03 六さん(JAG07563)


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