JAG07563 六さん 5月22日しんあい農園日記


毎日よく働くタクロウ君であるが気になることがひとつある。たまにくわえ煙草で歩いている姿を目にする。特に夕方、その姿をみることが多く、吸い殻を長い間拾い続けながら気付いてくれることを願っていた。

毎日、最後の掃除は1時間近くかけてやり、彼の帰ったあとはきちんと整頓してある。モノを探すということはないと思う。それぐらいの彼だから、煙草はなんとかならんかという気持ちが続いていた。朝6時、鶏舎を見回っているとき、新しい吸い殻をふたつ拾った。きょうは言おうと決めた。

正志がいないふたりだけのとき見計らって「農園に誰が捨てたのかわからないが、吸い殻が落ちている。タクロウ君とは思いたくないが、くわえ煙草で仕事をしていると残念だが疑うこともある。それが嫌だからきょうからくわえ煙草や、歩きながらはやめてくれ」。とても素直に「はい」とこたえた。

午後から山口市内の配達にでかけた。きょうははじめて愛犬は留守番で正志と行った。来週の月曜と火曜はわたしと家内は、農園をはじめて一日も休むことなく働き続けてきたのでお休みをもらおうと思っている。また、それができる環境が整ってきた。そのため火曜の配達コースを正志に覚えてもらうことが目的である。

途中、食品専門の大型店に立ち寄った。明日も鶏100羽を肉処理に彼が持ち込むが、その売り値が高いのか、妥当なのか・・・・お客さまからの反応で正志の気持ちも揺れるようなので、わたしが価格設定したひとつの根拠を見せるために車を停めた。

グラム売りでなく、一羽の冷凍で平飼いの赤鶏。農園の販売方法と同じ鶏が、わたしが提示した価格より少し高く売られていた。わたしは価格を決める前、当然、農園としての価格を計算して、それが市場ではどうなのかを何軒かまわって検証した。わたしが言う価格は安くはないが高くもない。正志も県内の鶏価格を調査して、そのすりあわせで、わたしは価格を決定した。配達の道順を教えながら、わたしの価格など決め方も教えたつもりである。まわりが解答を出してくれるという。

夕方、農業委員さんのお宅を訪ねて農園地を埋め立てるため、市の農業委員会とどう折衝すれば近道かというアドバイスを受けた。明日から少し憂鬱であるが、しばらく農業委員会通いをしなければならい。これはまだ正志には荷が重すぎる。

01/05/23(水) 05:15 六さん(JAG07563)


| 電子メール | スペシャルエッグ | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 |

2000年 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |

| トップページ | みなさんのご意見 | 元気な鶏の卵です | 箸よく盤水をまわす | リンク先 | 地図 |