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昨夜はワインでいい気分になったが、最高の喜びにひたった人がいる。２７日投票で即日開票され、小郡町長に小差（１８０票）で当選された岩城さんである。朝、渡辺バラ園さんに電話で花束を頼んでおいた。

タクロウ君と正志が来るまでのあいだ、わたしができることはやっておこうと動きはじめた。犬はいつもとわたしの動きがちがうので落ち着かない様子であった。

ふたりに一泊二日の留守を頼んで出発した。バラ園経由で九州には大回りになるが岩城事務所に８時半に着いた。報道関係者やお祝いの方々が多いなか、岩城さんが山口市長と挨拶を終えて自宅に入ろうとしていたので大声で呼びとめたら、カメラがいっせいにわれわれふたりに向きを変え、家内が花束を渡すところと、わたしと岩城さんが握手をしているところをカメラにおさめた。四年前は惜しくも選挙に敗れておられるので、その満面の笑みはわたしにも感動を伝えた。

我が家のお味噌は杵築市「綾部」の味噌である。杵築市議会に１０年前に仕事に行ったとき、城下町杵築がとても好きになり、以後、何度となく杵築通いをしている。杵築といえば「城下カレイ」が連想されるが、戦災にあっていない街なみは、いまにもそこから侍が出てくるような錯覚をする、そんな門構えや土塀が続く。その「酢屋の坂道」の下に江戸時代から続く綾部の味噌屋があり、もうこの味噌の味に親しんで久しい。せっかくの湯布院行きなので家内に杵築を案内し、綾部さんに挨拶に行った。

先般ＮＨＫで「大黒柱のある風景」でここ綾部さんが放映された。帳場には品のよいおばあさんが座っておられ、宇部の足立です、と家内がご挨拶するとそれはいい笑顔で「いつもありがとうございます」と会釈をされた。まったく宣伝もせず、真面目に江戸時代から味噌をつくり続けてこられている。値段も高くはなく、ファンは多いと思う。

昼食は別府の「きりん亭」に決めた。別府警察署のとなりにある冷麺専門店である。特徴は、注文をうけてから麺をつくるのである。ここは通しか知らないが、観光客がタクシーで乗りつけて食べていた。一杯５５０円の冷麺は、自家製キムチもはいりそれはうまい。

明礬温泉で風呂にはいり、湯布院に着いた。午後３時ごろからゆっくり由布岳を眺めながら露天風呂にはいり、慌ただしく駆け抜けた一年に思いをめぐらせた。わたしが頑張ったのではなく、みなさんの声援がわたしの原動力になったと思った。もう少し落ち着いたらお掃除の会やスペシャルで、前のようにみなさんのお役にたつ働きをしたいと思う。

家内は一年の疲れを癒すがごとく、昼寝をし、夜も９時ごろからよく寝ていた。

01/05/29(火) 05:15 六さん(JAG07563)