JAG07563 六さん 5月30日しんあい農園日記

 

地元、丸伸建設が公共工事の残土で農園の約半分近い面積を埋めるという話しは。埋める場所の地目が田であれば農地法により、農業委員会の許可事項に該当するが、法務局で登記簿で確認したところ地目は畑であり、なんら問題なく埋立てができることがわかった。

31日から大型ダンプが工事現場と農園を頻繁に往来することになるので、建設会社に条件を出した。地域の人も田をつくられるので道路がダンプで傷まない配慮をしてほしいと。

朝から雨をついてダンプが砕石を道路に撒き、それをユンボが平らに広げ、その上を砕石を満載した11トンダンプがダブルのタイヤで整地してくれ、農園までの道路は半日で完成した。加えて、丸伸建設の専務は地元の農家に挨拶にまわってくれた。

農園をはじめるとき、農地法や河川法など農園をとりまくさまざまな法律の縛りがわからず、難しいハードルをいくつも越えた。それ以上に、地元感情を悪くしないでものごとをすすめることの大切さも悔しい思いをいくつもしながら覚えた。そういう意味から、今回の埋立ては万全の構えですすめた。市農業委員会も地元の農業委員も「よし」とGOサインを出した。

夜、くつろいでいると電話が鳴った。地元の農業委員さんからである「困ったいや、ふたつ問題が出た。ひとつは鶏の声が朝からうるさい。もうひとつは、小規模養鶏と最初は言いながら事業が大きくなっている。こんなクレームが出たそっちや」。勝手に言わせておけばいいことであり「オレは無視して進めます」と言うと、田舎はこんなもんじゃから、明日の朝でも、なにかありましたらご指導くださいと頭を下げておけばいいから。ということになった。

2〜3日もすれば忘れてしまうであろうが腹がたつ。町内会に入らない世帯が全国的に増え続けているというが、本来は互助の精神が根底にあるべきものが形骸化し、互いの足の引っ張り合いになっているではないか。根拠のない因縁をつけて、それも人を介してという陰険な手段である。明日、言うた本人と道であったら笑顔で会釈するような、本音とたてまえが違う二面性のヤツである。

ホタルが舞い、静かで本当に田舎暮らしは快適であるが、なぜ若い者は地元を去っていくか。それはこんな理屈に合わないことが、当然のごとくまかりとおるからである。寝酒の量が大きく増えた。

01/05/31(木) 04:13 六さん(JAG07563)


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