朝、タマゴを集める一番忙しい時間に正志がわたしに「○○さんが来た」と知らせに来た。見ると、椅子に腰掛けてタバコを吸っている。話題は想像できた。

「わしは別にどうでもええことじゃけど････」で話題は切り出された。要点は。・最初は小規模養鶏といいながら、隣接者の同意もなく鶏舎が増えている。・車が巻き上げるホコリで近所は迷惑している。こんなことになるのなら、あんたが来るときに反対しておけばよかった。と話しは締めくくられた。

この話しは、先日終わったはずじゃけど････わたしは少なくともそう理解していた。とにかく「あんたは別にどうでもええんならお帰りください。ようわかりましたから」とお帰り願った。無視しておこうと２時間ぐらいは思っていたが、タクロウ君や正志になにかと言われると、若い彼らも面白くなかろうから、ここはハッキリ決着を着けようとトラックに乗った。震源地は、すぐ近くで田の仕事をしている。

気持ちとは裏腹に丁寧にお詫びをした。車の往来が多くなり、大変ご迷惑をおかけしており、通行には充分な配慮をしますからどうかよろしくお願いします。気がつきませんことは、いつでもご指導ください。と頭を下げた。これでダメなら別のやり方に切り換えようと思っていた。

とにかく、近いつきあいなので鶏舎をつくるなとは言わないが、建築すれば車が増える、鶏が増えればタマゴを買い求める車や餌を運ぶ大型トラックも入る。こんなことは、あんたが来る前にはなかった。昼間でも静かな場所だった････と本音で応えてくださった。よく理解できる心中を吐露してくださった。よくお詫びをして戻った。最初から当事者と話しをするべきだった「別にワシはどうでもいい」というメッセンジャーが田舎は多すぎる。

家内がしばらく前から下痢が治らず、食欲も減退して痩せてしまった。きょうは朝から検査に行っている。昼を過ぎても結果の連絡がなく、電話をかけてもつながらないので心配な時間を過ごした。２時過ぎに検査が終わったとの電話があった。点滴も受けたようで時間がかかったらしい。詳しい結果は後日であるが、腸炎菌とかいうことも原因にあったという。薬を調合してもらったという。

夜８時前、下関は浪花のお客さまで、荒川さんからタマゴのことを聞き、それ以来お友達と一緒に長府からタマゴを買いに来てくださる中村さんが、ご主人たち四名でホタルを観賞に来られた。まだ少し明るいのでわたしの部屋で歓談して、８時過ぎから川面を見に行った。今夜はホタルも特別サービスなのか、数多く乱舞してくれた。とても満足してお帰りになった。愛犬がいいホステス役を演じた。

01/06/05(火) 05:35 六さん(JAG07563)