JAG07563 六さん 6月7日しんあい農園日記

昨夜は広島でみなさんに歓迎していただき、家内が泊まってくれせっかくつくってくれた朝食が食べられない・・・・少々二日酔いで朝を迎えた。二日酔いでも雨で暑くても、相手が生き物なので「待ってくれ」は通じない。

中国で鶏やアヒルなど家禽類に伝染病が発生し、明日から鶏肉とタマゴの輸入が全面的にとまるとニュースが伝えていた。相場があがることだろう。

その鶏肉である。農園の鶏は「しんあい元気鶏」と命名しようと思う。いま販路ができつつある。そのせいで鶏肉に関心があり買い物のときに精肉コーナーで鶏肉を眺める時間が多くなった。「無薬鶏」というラベルがある。

農園の鶏を肉にする前に太らせるといいかも知れないと食肉用の鶏が食べる餌を20キロ買ってみた。「これは仕上げの餌で無薬ですから」と配達の方が念を押した。しかし、太らせる実験用の鶏はこの餌を食べようとはしない。薩摩鶏などもまったく食べない。そのうち餌の袋が脂で湿ってきた。その理由を電話で尋ねると豚の脂を混入してカロリーをあげているそうである。いきなり脂がたっぷりの豚肉を「どうぞ」と差し出されたようなもので、それならわたしも食べ辛い。

三菱は欠陥車を隠し、雪印もそのモラルを疑うようなことをやる。大手といわれるところが平気でやる。端々のことではわたしが先日失敗したテール肉のように、輪ゴムでつくられた肉まで・・・まるで見破れないほうが悪いかのように安心できるもの少ない。「低農薬オーガニック」などという商品も見た。

無薬が強調できるほど現場ではあらゆる薬が餌や水に混入されているのだろうか。表示にいろいろと義務を課して生産現場を明らかにしょうとしているが、その網をくぐりさまざまなやり方で利益を求めようとしている商売があるのだろうか。消費者を騙してでも利益を求めようというのなら、騙されるほうが悪いとでもいうのならたいへんなことである。一過性のアヒルの伝染病よりもっとこちらが恐いのである。

下関の配達を終え、きょうは自宅でゆっくり風呂にはいって農園に戻った。さすがに今夜はビールはやめようと思っていたが、どうしても眠くならないので10時過ぎに缶を抜いた。

01/06/08(金) 04:55 六さん(JAG07563)

 

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