JAG07563 六さん ６月１１日しんあい農園日記

先日血液検査をお願いしたので、その結果を聞くために昼に自宅に戻った。山口市内のペットショップで一目ぼれした黒柴のコロは、もう一歳をすぎているのにわたしの姿を見ると嬉しい小便「ウレション」をする。

医院は午後２時まで休憩なので、ちかくの大型銭湯「カッタの湯」に行った。農園の風呂は広くないし、トイレと一緒なので洗い場がないので、広い風呂にしっかり１時間つかって身体の洗濯をした。

一番心配していた肝機能はＧＯＴ２９・ＧＰＴ２３で「いいですよ」と酒の続行許可をいただいた。コレステロールや尿酸値、腎臓などもきわめていい数字であると太鼓判だった。

小郡町にブライダル専門店ハラダヤがある。原田社長ご夫妻にはなにかとお世話になっている。「時間がとれたのでバラ園に連れていってください」と電話があった。すぐに農園に引き返しご夫妻を待ち受けて渡辺バラ園さんにご案内した。

お金やいろいろな事情で挙式があげらないカップルに、お店を開放して、社長がにわか神父になりふたりだけの挙式とか、きわめて小人数の挙式を実費でボランティアすることがあるといわれる。このご夫妻らしい発想である。以前、ソウル市の女子大生チーヨンが我が家に滞在したとき、ハラダヤに連れて行き新婦の装いをしていただき写真を撮っていただいたときも無料だった。

そんな挙式で造花を使っていたが、やはり生花にしたいので花屋さんを経由しないで安くバラを入手したいのが目的であった。渡辺さんご夫妻がバラのハウスで応対してくださった。ご主人はけして説明はうまくないがその誠実さはじゅうぶんに原田社長に伝わったと思う。わたしもこのご縁はうれしかった。

おそらくブライダルのハラダヤは県下では一番貸衣装では売上げが多いのではないかと思う。山口グランドホテルや、宇部全日空ホテルなど挙式の多いホテルにはハラダヤのお店がある。その原田社長が数年前の夏だった「自宅に飲みこんかね」と誘っていただいた。スーツを着てネクタイもしてご自宅を探したら、昔の本店横の戸を開けたところがご自宅であり、狭いキッチンでは社長がステテコで「このタコは今朝魚市場で買ったんですよ」とタコの刺し身をつくっておられた。

クーラーはない「あんたもステテコにならんかね」と言われてそのとうりにした。とにかく古いので、ご夫妻の寝室に隙間から小雪が入るような冬の日があると聞いて驚いた。わたしは、すごい庭があるようなご自宅を当然想像していたので拍子抜けした。でも、これがホンモノといわれる人の生き方かも知れないと多いに学ばせていただいた。

夜８時を過ぎると、涼しさをより寒さを感じる風がふいてくる。夜はまだかけ布団がいる。

01/06/12(火) 05:25 六さん(JAG07563)