六さん 6月13日しんあい農園日記

重兼君の職場実習はきょうからはじまる。といっても初日は自宅から電車とバスを乗り継いで農園に来る。それで終わりであるが。小田先生はマイカーで農園に来られて無事に着いた彼と学校に向かわれる。

今回もタクロウ君に頼んだ。基本動作をしっかり教えよ。例えば、鶏舎に入って施錠。出て施錠。これを怠ると群が外に出る。それは捕まえれば済むが、能力以上のことをさせた。無理な仕事をさせた。という評価が出てくる。それは彼の今後によくないので、基本動作をマスターするまで一緒に行動してくれ。

重兼君には、バスを降りてここに来るまで人にあったか。と尋ねると「はい」という。ええか、その人に聞こえるぐらいの声で挨拶ができることも、仕事ができることと同じように大切なことである。明日からやろうな!

午後、プロパンガスの充填とドックフードを買いに山を越えた。ドックフードは前に欠陥品の長靴を買って取り替えをしてもらった順天堂で買った。雨の農園に戻り餌を抱えようとして気がついた。裏に大きな亀裂があり、そこを乱暴にガムテープで補修してある。餌がこぼれる。電話をしたら案の定「お取り替えしますから持ってきたください」である。ガムテープを張りながら、それが悪いことと知りながら、指摘されなければ頬かむりしておこうという根性が嫌いである「いや、これはもうええです。でも今後は順天堂では買い物しません」と電話を切った。

いよいよ梅雨を思わせる雨がふりはじめた。農家の庭先で紫陽花が咲き誇って6月を感じさせる。明日からの重兼君は、少し辛い実習になろうと思う。

家内がイワシの煮付けを持参してくれた。イワシとサバは好物である。少し風邪気味のようで8時過ぎには布団を敷いて寝てしまった。磯村千代子先生からのお手紙を届けてくれ、わたしは夜それを読ませていただいた。

身体に気をつけてがんばれ。ということと、7月20日のコンサートでは10分時間をください。博覧会で自然を失った阿知須の昔話を、山口県の語り部として精一杯みなさんに民話を聞いていただきたい。と結ばれていた。いつも先生の情熱には敬服する。

01/06/14(木) 04:59 六さん(JAG07563)


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