JAG07563 六さん 6月14日しんあい農園日記

重兼君が小雨のなかをやってきた。タクロウ君が昨年秋と同じく指導をするが、前回と違うことは重兼君が来年からパートナーになるということで、お客さま扱いの実習ではなく「覚えてくれよ」という気持ちで取り組むようタクロウ君には言った。とくにタクロウ君は4月から山高の夜学に通う予定もあるので、重兼君と4時すぎには農園をあとにすることになる。いい相棒同士になってもらいたい。

横山校長と担任の松尾先生が見学にこられ、重兼君が働くようすを1時間近く見てくださった。義務的とはおもえない本気で、重兼君の動きを見てくださった。

先日の日曜、農園に山口県内のお掃除仲間有志が集まって話し合いをした。その中でリーダーの質を高めないと参加者に感動がない。つまりリーダー研修をして掃除の基本を学びあいたい。という意見が出た。その会話のなかで村上えり子さんが口をひらかれた。

村上さんご主人は、神原小学校のPTA会長をされており、われわれが小学校を3回訪れて全部の便器を磨いたときご家族で参加をされた。えり子さんは奥さまで、輝君(小4)はズバリと言いきるわたしのメル友である。

えり子さんが掃除の魅力にひかれるたのは、リーダーの的確な指示もあったと思うが、それより人間性だったと。掃除の時間に交わす会話や後ろ姿に感動を覚えました。だから掃除はテクニックではないと思います。と結ばれた。

そうだとわたしも思う。床の前に壁を磨くほうが効率がいいかどうか。床と便器ではどちらを先に磨くか・・・・大事なことではあるがさほど重要ではないと思う。それよりリーダーは全体に目を届かせ、時間内に目的を達成することに集中しながら班員ひとりひとりと言葉を交わしながら、笑顔で接しながらすすめていく。つまりリーダーの資質は、りーダー研修も必要であるが、人間性にかかわる部分が大きいと思う。いくらマニュアル通りに掃除をすすめても、すすめる側の魅力がないと参加者に感動を伝えることはむつかしい。

わたしは各地の掃除に出てその魅力でつき動かされているが「そこまでやるか」という常識を打ち破るような、妥協しないリーダーの姿勢を何度も見せていただき、それが原動力になっている。

自分自身が「やった!」と内心感動した掃除であれば、その感動は周囲に伝わると思う。「掃除を学ぶ」でなく「掃除に学ぶ」「に」はとても奥がふかく、それゆえに極めていきたい道である。

01/06/15(金) 05:04 六さん(JAG07563)


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