JAG07563 六さん 6月16日しんあい農園日記

朝6時前に一度タマゴを集める群が四つ(1200羽)ある。まだ若い鶏の群は早朝からタマゴをどんどんうむ。タマゴは産卵箱で生み落されケージ(針金)のタマゴ受けでたまるよう作られているが、母性本能でそのタマゴを抱きたい鶏が多く、生み落したあとも座ったままタマゴを抱こうとしている。その後ろからもう辛抱しきれない鶏が押し寄せ、一羽が座っては入れる箱に六羽もの鶏がひしめく場面もある。だから、早くタマゴをとってあきらめさせようと早朝からわたしは働く。

今朝は、ひとつの箱から三羽の鶏が首を出し、その背後にもたくさん鶏がひしめいている巣箱があった。おそらくここと決めた巣箱以外ではうまないのであろう。そのなかの一羽が目を白黒しはじめた「危ない」と直感して鶏舎に入り、後ろから押している鶏を次々に引き出して、一番下の鶏を手にするまで2〜3分だったがもうぐったりしていた。

農園のタマゴをご利用していただいているレストランでは、タマゴ料理で繁盛していただき、それでわたしどもも多くを販売していきたいと思っている。だからできるだけの協力を惜しまない。月・水・金曜日には人気の「吉部の豆腐」を正志が30丁サンセリテに運んでいる。毎日タマゴをお届けするからついでといえばそうであるが、重い豆腐をとりに行き、抱えてお店の厨房に運ぶ作業はやりがいがある。でも、そのことでお店が繁盛してくださるのなら一緒に歩んでいるわたしどもは嬉しい。

垣内社長の「屋台村」でもタマゴ料理が好評である。しかし、周辺に競合店がどんどん展開してくるのでメニューや内装を一新してリニュアルされている。鶏肉料理を検討されるといわれるので、わたしが感動した特色のある鶏専門店を3軒ご紹介した。宮崎市内の「軍鶏」「まるまん本店」それと都城市近くの「あいの里」である。垣内社長は一泊でお店の幹部と共に三軒を訪れ研究してくださり、ガスではなく炭火で焼くシステムにこの度変更された。農園が繁盛するには、お客さまが繁盛しなくてはならない。

夕方、全鶏舎の金網についたホコリを取り払った。仕事のなかでも汚れる仕事である。タオルでマスクをしていても最後には口の中にホコリがたまった感じがするぐらいである。クモの巣も取り払い約2時間ぐらいかかった。

犬の散歩をしながら遠目に鶏舎を見たとき、なぜか鶏舎が輝いているかのように見えた。これは、便器を磨きおわり最後にトイレをの全景を見たときと同じ感覚である。この景観を維持してゆかなければならない。

夜、次女夫婦がホタル見物にやってきた。短い時間であったがくつろいだ。

01/06/17(日) 04:49 六さん(JAG07563)


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