JAG07563 六さん 6月19日しんあい農園日記

 

朝8時ごろまでは断続的に降っていた雨が豪雨になった。暑いとか寒いとかはあまり大きな問題ではないが、雨はタマゴの運搬や餌やりに大きな支障となる。また鶏舎に雨が降り込めば雑菌の繁殖が心配される。その豪雨のなかを山口市内の配達に出かけた。特に小郡町での配達時には猛烈な雨足であった。雨具を着ているので身体がぬれることはないが、タマゴを濡らさないように細心の注意をした。愛犬は雷が一番の苦手であり、農園で待たせるわけにはいかないので助手席に乗せていたが、それでも落雷のたびに震えていた。

朝、パソコン通信を接続したら嬉しいニュースが舞い込んでいた。下関掃除に学ぶ会に彦島中学校より「30日、生徒200名と一緒に、時間内に掃除を教えていただけませんか」という依頼があり、人数が多いのでリーダーを募集する。という内容を松村専務がメールに載せておられた。すぐ「参加」の意志をメールで伝えておいた。午前中に農園を出るとみなさんに負担を強いることになるが、どうしてもこの会には参加をしたいと思った。

宇部で掃除をはじめたのは小学校のトイレだった。毎月通いながら「校舎内には入らないでほしい」とか、掃除を中傷する手紙を教育委員会のある職員から届けられたり・・・・結局、その学校からは一度も掃除に対してのコメントがなくいわば無視され続けてきた。決定的だったのは、その学校で大会を催したが教師が誰ひとり立ち会ってくれなかった。

もともと、評価してほしくて続けている掃除ではないが「場所を変わりませんか」という声が仲間から聞こえてくるようになった。鍵山先生に事情を話してアドバイスを乞うた。「もしかすると、ご迷惑になっているかも知れませんから、よくお礼を言って別の会場を探されるといいですよ」と言ってくださった。

そのときから、まるで煙突のフタを取去ったように市内で掃除の理解が大きくなり、学校に行けば「どうぞ」と先生も生徒もPTAまでも参加されるようになってきた。長いあいだ、一見無駄なことのような掃除を続けながら、実は掃除の精神をそのことで問い続けられてきた。それが宇部の掃除にはひとつの背骨のようになり強くなった。

そういう意味からしても、下関掃除の会ではじっと出口を見出すような期間を通っておられたと思う。山口トヨタの精鋭部隊が加わり、そのあたりから風向きが変わりはじめた。掃除道具を整理するコンテナも整ってきた。そして思いがけない朗報である。わたしひとりが増えても減っても体制に影響はないと思うが、とにかくお祝いの参加である。きっと新たなる展開の幕開きとなる。

01/06/20(水) 05:13 六さん(JAG07563)


| 電子メール | スペシャルエッグ | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 |

2000年 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |

| トップページ | みなさんのご意見 | 元気な鶏の卵です | 箸よく盤水をまわす | リンク先 | 地図 |