JAG07563 六さん 6月22日しんあい農園日記

 

久住町の荒牧さんを訪ねる日が来た。いつもどうり6時にタマゴを集め終わり、食事を終えて農園を出た。

小倉から添田町は英彦山のふもとを経由して日田市にはいり、大山町から杖立て温泉、黒川温泉を通過して瀬の本高原に出る。という最短コースを走った。途中、杖立て温泉付近で土砂崩れがあり迂回したほかは順調で、4時間で大阿蘇を右手に望む久住についた。

一年前に訪れたときは鶏を飼う経験が少ない時期なので、質問も的を得ないことが多かった。でも今回は尋ねたいことが山ほどあり、目的の話題を切り出すまで90分、お茶もいただかないで日ごろの疑問に答えていただいた。

なんといっても荒牧さんの養鶏は「土」である。もう40年近く鶏舎から糞を出しておられない。有効なバクテリアが動いているからである。こんな養鶏場はここしかない。わたしは先日から気になっている「土壌菌」を鶏舎に入れるとどうか。というところに力を入れて聞かせていただいた。それはいいことだからやりなさい。とその菌を山で集める方法、増やす方法を教えていただいた。

鶏舎の床にコンクリートをはらないように。と昨年アドバイスをいただき、その理由がわからないまま、言われるとおりにしていたが、今回その理由が少しわかりかけた「同化」である。糞は土に接することにより分解されたあとは土になる。それがコンクリートであればいつまでも糞のままでしかない。竹薮ではあの竹の葉や硬い竹までもが、すばらしい早さで土になっている。その環境を鶏舎内につくればいいのである。一年、疑問を持ち続けてきたので理解はすぐできた。お昼ご飯をご馳走になり久住をあとにして中津市に向かった。

 

長湯温泉、湯の平温泉、湯布院を経由して中津市に着いた。下関の田中食鳥さんからご紹介いただいた笹原食鳥の社長とあうためである。将来、鶏肉を多く処理する場合お手伝いしてくださる業者を知っておかねばならない。

昭和30年生まれの二代目社長は大柄な方で、仕事も九州一円で手広くされている。打ち合せのあと趣味などを話題にしていると意外なことが出てきた。わたしが「中津では桃屋甚平衛の加来さんを知っている。お掃除仲間です」というと、僕は加来さんと長年スポーツジムで一緒に運動していたのです。ジムのあとはふたりで飲みに行きました。加来さんは酒が強く、飲む日はボトル一本は平気でしたからね。葬儀に参列して泣きました。と言われた。わたしはご葬儀の日は倉敷に滞在して仕事をしており、後日、ご焼香にご自宅に行った。

生前、加来さんからは多くの大切なことを教えていただいた。で、今度は笹原さんとのご縁の絆をも強く結んでくださった。

明日は月一回の宇部掃除に学ぶ会であり、わたしが月に一回自宅に帰る日である。8時に戻ったら家内が明日の朝食の米9升をとぎに行くところだった。きょうの走行520キロ。

01/06/23(土) 04:32 六さん(JAG07563)


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