JAG07563 六さん 6月24日しんあい農園日記

連日の雨で川が増水している。先日まで河原がひろがっていたのに、もう数メートル増えれば道路が冠水するまでになっている。農園に渡る橋は過去三回濁流で流されていると地元の古老が教えてくれた。農園を中心に川はおおきく蛇行しているのせいかもしれない。

午後から正志がタマゴをお店に運びひとりになった。「やっただけの結果は出る」のが農業であり、やりたいことはたくさんある。とにかく鶏舎の掃除である。午後4時ごろまでホウキでクモの巣など取り除いた。家内が来たので風呂に入った。まぁ汚れていたのには驚いた。汗を流し早いけれどビールを抜いた。

山根さんが来てくれた。いつもの元気印でないのは連日過密なスケジュールを消化しているからで、午後からスペシャルオリンピックスのサンキューパーティに参加しての帰りである。わたしのかわりにタクロウ君が出ている。掃除のことなどを打ち合せしているとトラックが着いた。山根さんには家内ができたての炊き込みご飯をお土産にした。

徳山の「自然薯祭り」の村田さんが、阿蘇で同じく自然薯を栽培している農家をともなっての来園だった。目的は「臭わない養鶏を見せよう」ということで、わざわざ訪ねてくださった。村田さんの笑顔は、山根さんいわく「真っ直ぐに生きている顔よね」である。とてもさわやかな印象を受ける。土壌菌はこの農園近くで集めることが一番ですよ。この気候風土で生きている菌でないとだめです。といろいろアドバイスをしてくださった。もう一年ぐらい山根さんの手元から村田さんには「お掃除通信」が毎月出ている。徳山で掃除の芽が出ることを祈って。

家内が来たのは、今週金曜にあるレストランから食材として鶏肉を検討したい。鶏料理を食べさせてくれないか。という依頼があり4名来園されることになっている。きょうはその試作である。わたしの頼みは「もも、むね、ささみ」の3種類を刺し身にしてほしいと伝えてある。ふつうは「ささみ」であるが、先日の久住では「もも」がたたきで出てたいへん旨かった。

正志家族もやっきて、茶碗蒸し・鶏テン(鶏のテンプラ)・刺し身・鶏飯を食べた。鶏テンは国東半島周辺では日常的な食べ物である。わたしのイチオシは刺し身である。ささみは味がわからないが、ももは放し飼いだけあり濃厚な味がする。正志が「普通、これだけ鶏が旨いことは知らんだろう」と食べていたがわたしもそう感じた。サッと湯をとおしての刺し身はたくさん食べられる。鶏皮のテンプラもビールにはよくあう。金曜は刺し身を中心に食べていただこう。

01/06/25(月) 06:01 六さん(JAG07563)


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