JAG07563 六さん 6月30日しんあい農園日記

 

鶏糞の温度が70度でキープしている。朝、その山を切り返して下関に向かった。きょうは下関市彦島中学一年生210名とトイレ掃除をする日で、われわれ宇部からは11名が応援にかけつけた。

わたしは12名の男子で班を編成し男子トイレを磨くことになった。今回のような大規模な掃除は運営がむつかしい。わたしはとにかく与えられた道具で、12名の学生と、与えられた時間を精一杯燃焼することだけを考えた。

いつもは2時間かけてやる掃除を、その半分以内という短時間でやるのも貴重な経験である。学生のなかにはあきらかにシブシブという面もいる。シブシブがムードメーカーになると全体が困るので、最初はシブシブに集中砲火をあびせた。「同じなるなら本気でやろうでよ」「もっと姿勢を低くして腰を入れてやろうでよ」大きな声をかけ続けた。で「お前、案外掃除はうまいのー」と大声で誉めてやった。彼はシブシブを返上した。最後、便器に水をかけて磨き具合を確認するとき、自慢気な目つきでわたしを見たのでうなずいて応えておいた。

農園に戻り、掃除道具をおろすのは仲間がやってくれタワシなど水洗いをしてくれる。わたしはそのまま山口市に配達に出た。山口市内は気温30度の表示が出ていた。帰って税理士の先生と法人化についての打ち合せをして「めだかの学校」にでかけた。

きょうはイエローハット研修棟で20名近くの、お掃除にご縁がある女性が研鑚の場として合宿される日であり、その講師が松村専務なので聴講生で参加した。夕食のあとから専務のこれまでの人生を1時間という短い時間でご紹介いただいた。そこにはあまり触れることなく話しは展開したが、先代社長から特に育てていただいたというくだり、特に病室で「松村、勉強せえよ」という遺言のような言葉をいただかれたあたりにわたしは感銘した。

「元を大切に」ということがある。それは親であり師である。わたしにとって大きく人生に影響を与えてくださったのは掃除の多くの仲間である。それがなければ、いまごろ全く違う価値観で生きていたと思う、その掃除にご縁をつないでくださったのが松村専務である。専務が先代社長を大切にされるよう、わたしも専務あったればこそ。という気持ちを大切にしておけば中心が間違うことはない。

01/07/01(日) 05:31 六さん(JAG07563)


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