JAG07563 六さん 7月2日しんあい農園日記

例えば車を選ぶとき、人が「いい」というからそれに決めるということはなかった。自分で納得できる買い物をしてきたつもりである。ところが鶏はどうかというと「ボリスブラウンがいいですよ」と何人かの人から聞かされると、もうそれに決めてしまい全部がこの鶏種である。

一年を過ぎ、鶏の入れ換えが頻繁になってきたので考えたことは、結果的にいまのボリスブラウンになるのはいいが、いろいろな鶏種を経験することが必要ではなかろうかと思い、7月5日に入る380羽のうち320羽はデカルブゴールドという種類に決めた。車と同じで特性は違うので、どの種類はわたしの腕にあっているかをこれから模索していきたい。

その若鶏を5日の午前7時に納品したいと電話があった。気温が30度をこえる日中に搬送するわけにはゆかないのでこういう時間帯になる。昨年、最初の鶏を入れるとき「午後3時に運んでください」と電話して「半分死にますよ」といわれたことを思い出した。

5日を前にして、そろそろ床を整えなければならないので発酵中の土を崩して床にひろげた。歩けば足首まで埋まるほどふかふかの床になった。この上に糞をすると微生物が分解してくれることを信じている。水をきり、切り返しもやめたので温度は下がってきた。50度あたりを推移している。鶏が入るまでに冷やさなければ。

夕方、買い物に行く時間に自宅に帰った。我が家のすぐ近くには大型ズーパーがあるので買い物はできるし、自宅で風呂に入れる、それが魅力で40分走った。月曜は定休日であるがお店は発送の支度で急がしそうである。きょうの夕方、重兼君とお母さんをサンセリテに招待して、息子夫婦と会食をしてもらうことにしている。ぼつぼつちなみを重ねて、彼が農園で気持ちよく働ける場をつくっておこうというのが目的である。農園のタマゴ料理を重兼君がどんな顔で食べるか楽しみである。

わたしは朝が早いのでタクロウ君には6時半に「お先に」と食事の支度にかかった。彼がシャッターを降ろして農園を出たのは8時半だった。ほんとうに働き者である。頭がさがる思いがした。

01/07/03(火) 04:56 六さん(JAG07563)


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