JAG07563 六さん 7月7日しんあい農園日記

 

2年ぐらい前、松村専務から「やまいも祭り」の村田さんを紹介していただいた。その後何度かお会いしているが、いつも時間が少なく理解しあえるだけの会話をしたことはないが、笑顔がとても爽やかで長いあいだお付き合いできそうな気持ちがしていた。

奥田社長が今度レストラン部門に力を入れるといわれるので村田さんをご紹介しながら、わたしも念願のお話しを聞きたいとご案内した。はじめての場所であるが、地図が正確で迷わずに着いた。徳山市内が一望できる金剛山の山頂付近に仕事場はあった。

村田さんが「最高の材料をつかい、立地もよく、店のスタッフもいいのに廃業に追い込まれるのはなぜかわかりますか」ときり出してこられた。それは経営者の「気」がこめられているかどうか・・・であると。もう無理かもしれない。ちがう選択肢があるかもしれない。など迷いが生じていると、そのお店のことを誰も気にもとめないようになると。たとえていえば、お店はラジオの発信局みたいなもので、常に電波を出していると、その波長にひかれて人は動く、しかし電波が出なくなれば人には見えないお店になる。

また、表裏一体というが、お店のなかでは「お客さま」と呼び、裏にまわれば「客が」という。そんな心持ちで商売が続くわけがない。と聞かせていただいた。いちいちもっともでうなずけることである。わたしのタマゴにどれだけ思いを注ぎ込むことがっできるか。そこが大切なことであるし、タマゴがよくなることは、すなわちわたしの生き方が変わるということである。タマゴだけが一級品になろうはずがない。まだまだ、村田さんから教わることはたくさんありそうである。

夜、家内が来てくれた。印象的な話題がふたつあった。

ひとつは、掃除の仲間で小学校教師の吉本先生の新車ドアに傷がついていた。それは狭い道を横断しているカニを避けようとして、うっかり傷をつけたものであると。いかにも先生らしい話題で傷には悪いが微笑んだ。

もうひとつは、週に3度吉部の豆腐を30丁、宇部のレストランに正志が運んでいる。タマゴの便とはいえ無報酬である。30丁の豆腐は重いし、運転に気をつかう。その豆腐の奥さまが「お世話になります」と朝、農園に豆腐を届けてくださったという。その半丁をやっこでいただいた。正志のおかげである。

01/07/08(日) 05:27 六さん(JAG07563)

 

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