JAG07563 六さん 7月14日しんあい農園日記

いい仕事、いい家庭それは全生活、全性格が裏付けとなる。それはこの一年でだいぶ理解でき、そうなりたいと実践できるようになった。でも油断するとすぐに地金が出る。まだまだ凡人、煩悩の地金がしっかりある。

同じように、わたしが生きてきた生き方。善しも悪しきもその延長としての今日がある。

あるレストランから鶏肉30羽のご注文をいただき夕方納品に行った。きょうは貸し切りの披露宴が開かれており、わたしははじめて戦場のような厨房を垣間見ることができた。「まぁお茶でも・・・・」支配人がうながしてくださったので、厨房の片隅におかれた小さなテーブルについた。午後4時だったが、入れ代わり若い男女のスタッフがパスタと飲み物を両手に抱えて座り、短時間で胃袋につめこんでまた配置に戻っていく。しばらくして料理長が腰をおろししばし疲れをいやして無言で調理場に向かわれた。

支配人が「僕は久留米なんです・・・」唐突にご自分のことを申された。わたしは約30年おもに九州で仕事をしてきた。すぐに久留米のファイルが出せる。九州ラーメンの元祖といわれる「まる星ラーメン」を話題にしたら、支配人の表情がゆるんだ。太刀洗から田主丸の話題になると「田主丸にお知り合いがおられますか」と問われた。理由はわからないが田主丸は果樹の町である。農園の栗やイチジクの苗木は、昨年、議会事務局から紹介していただいた栗木造園で買わせていただいた。そんな話題もできた。まさか鶏を飼うことで田主丸議会の話題が出ようとは思わなかった。でもそのことで全部が延長線上でのことであると思えてきた。

「久留米はこめこめをご存知ですか」と尋ねると「ああ知っています。お弁当屋さんでしょう」とご存知だった。このお店に毎週多くのタマゴをお買い上げいただいている。生きていくということはまさに縁(えにし)の世界である。

夕方からタクロウ君の仕事を手伝った。結局8時過ぎまで床に汗を落としながら一緒にやった。彼はほんとうによく働く。夕食をつくる気力が失せてしまい、冷凍うどんにレトルトカレーをかけて食べ。缶ビールは3本だった。

気象庁は梅雨明けを宣言するかどうか知らないが、きょうの空は真夏の空だった。

01/07/15(日) 04:47 六さん(JAG07563)


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