JAG07563 六さん 7月18日しんあい農園日記


わたしの祭りがはじまった!期間は18日から20日まで。

初日は、一年間にわたしたちの手で命をたった鶏たちの命に頭をたれる供養の日であり、祭りのなかでここがメインになる。9時半、あとの仕事は家内に頼んでタクロウ君と正志と3名で吉部八幡宮に参拝。野村宮司に供養の祭りをお仕えいただいた。

農園内に見せるための供養塔を建てるより、心を込めるほうがいいと思い、野村先生には毎年お願いします。とお願いした。作った野菜を収穫するとき、釣った魚を絞めるとき、命をたっているという意識はないが、約1年間、暑い日も寒い日も懸命に餌を食べてうんでくれるおいしいタマゴのおかげで、われわれは命をつなぐことができる。しかし、産卵鶏の宿命でガタッと産卵が落ちる時期を迎える。世間で養鶏家が言うように「捨てる」「廃鶏」とは言いたくない。

まだ産卵できるうち、肉としての価値がある時期に処理業者に頼み食肉にした。その肉としての評価はさまざまであるが「運動した鶏は最高」という評価は各地でいただくことができた。一番最近では、山口市のラ・フランチェスカからメニューを検討したいと30羽のご注文があった。

最初に淘汰した群は、農園をはじめて最初に入れた群であり、この鶏たちからさまざまなことを教えてもらった。わたしにはなついており可愛い鶏であるが卵殻も悪くなりその時期をむかえた。次の群は、若鶏のとき闘争が頻繁にあり、毎日数羽が血を流して死んでいった。その対策でクチバシを焼き切る処置をしてもらった。約10日ぐらい短いクチバシで餌が食べ辛く胸が痛んだ。そんな思い出の鶏たちの目をみながら送り出すことは本当に辛い。せめて捨てるのではなく、鶏肉として多くの人から喜んでいただけるようにすることが、わたしにできることである。

夕方、わたしの祭りの手伝いに岡山から娘が帰ってきた。自宅に泊まらず農園に泊めることにした。話しがよくできるから。結婚2年が過ぎ驚くぐらい主婦になっていた。炊飯器のご飯を保温でおくと電気代がもったいない。食器の洗い方が悪い。クーラーをつけっぱなしはもったいない・・・・主人が志しをたて、サラリーマンから金光教教師を拝命し、とても安いお手当てのなかで生活している。お金が生活の中心でない生き方を実践しているわたしの一年先輩である。しかし、口うるさくなったものである。

01/07/19(木) 04:37 六さん(JAG07563)


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