JAG07563 六さん 7月22日しんあい農園日記


日曜が来るのが早く感じられる。日曜はタクロウ君が休みの分、正志とわたしとで仕事をわけることになる。もう慣れたのでそれほど体力的にきつくはないが、暑さとの勝負である。もう大概に日焼けした腕や首すじがヒリヒリするほど焼けるのがわかる。

日曜という気の緩みで10時に缶ビールを飲んだ。昼に正志とまた飲んだ。山口の配達を終えて3時過ぎまた缶に手が伸びた。6時からまた冷蔵庫をあけて缶をつかんだ。結局、夜10時ごろまでに朝から数えると8本も缶を飲んだことになる。家内がつくってくれた鶏肉カレーは結局食べずに終わった。食べたのはウナギの骨と牛スジ煮込みだけである。ビール腹で食べ物がほしくない。こんな不摂生はもうやめである。でも、それぐらい暑かったのは確かである。

暑さで鶏が何羽か死んでいる。きのうは2羽も死んだ。日ごろから体力がない鶏は暑さで食欲が落ち細くなって倒れる。いま、給水装置にニンニクを入れることができる鶏舎は6群ある。毎日ひとかたまりをザクザク切ってネットに入れてタンクに入れている。だから水は微妙にニンニクの臭いがする。この方法は自己流であるが、この6群からは一羽もまだ死んでいない。

農園は秋芳洞など観光地が近い、きのうは夏休みのせいで配達のとき車が多かった。カルスト台地から萩方面におりた場所に影清洞がある。もう3年ぐらい前だったか、渡辺尚美さんを案内したことがある。彼女はいまフィリピンの山奥で、子供を教育する奉仕活動をしていると聞いている。活発な方だった。彼女は岡山市でフラメンコを学んでおり、それならば「洞窟フラメンコ」にご招待しましょう。ということになった。

影清洞の中にステージがつくられ、わたしははじめてのフラメンコを観た。気温が15度なので寒い。天井からときおり水滴も落ちてくる。そんななかでかきならすギターに手拍子、そして激しく床を蹴り、踊るフラメンコダンスはすごい迫力だった。圧巻は、ダンスの中頃から踊り子の汗が冷たい洞内にまるで燃え上がるようにたちだした。体中から汗を燃え上がらせてのフラメンコはセクシーだった。

午後から正志がタマゴを集め、わたしはひとりで全鶏舎に餌を入れる作業をしているとき、パンツまで汗で濡れるのがわかった。バケツで餌を運びながら、でもこれは絵にならんなー。と苦笑した。暑い一日だった。

01/07/23(月) 05:15 六さん(JAG07563)


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