JAG07563 六さん 7月25日しんあい農園日記


朝、大笑いしたできごとは。掃除仲間でメル友の村上輝晃くんが、農園の一周年を祝って日本手ぬぐいを2本プレゼントしてくれた。輝くんが掃除のときにはこのおしゃれな手ぬぐいを頭に巻いている。真似をしてみようとやって鏡を見たら、日焼けした宴会おやじがそこにあり、あまりにも輝君との落差に笑ってしまった。

正志が「弁当です」と言う。わたしに弁当が来ることは希なことである。きょうは土用で「うなぎ弁当」だという。お母さんは料理がうまい、このスーパーのうなぎをもう一度酒で蒸していたから柔らかいと思う。そう付け加えた。昼が楽しみになった。正志が運んでくるのは着替えと新聞である。新聞は先日から頼んで前日の毎日新聞とウベニチ新聞の二種類である。つまり家族が読み終えたものである。農園では毎日、日本農業新聞が届くがこの紙面からは伝わりにくいものが多くある。いわゆるニュースの部分はラジオとテレビで知っているが、ありがたいのは広告である。雑誌の小見出しを見るだけでも世相がわかる。旅行の記事を見ながら心の旅ができる。 ビアホールの広告で季節感が出てきた。慶弔を知らせる欄もありがたい。

朝礼を済ませて鶏舎に入り戻ってみると重兼君が服を着替えていた。「あっ!」である。きょうから8月10日まで夏季の実習であったことを忘れていた。タクロウ君も「あっ!」と姿を見て声を出した。さっそく前のことを覚えて仕事ができるかと同じ仕事をタクロウ君がさせている。黙って仕事をする。休めと指示をすると板の間に靴を脱いであがりあぐらをかいて黙って我々を見つめている。その姿から「閣下」という愛称が前回からついている。閣下はスピードこそまだないが、よく仕事を覚えて真面目に取り組んでいる。

今月中に鶏舎一棟分の埋立て工事が終わるよう、朝から夕方までダンプが砂塵を舞い上げ往復しているが、9月ごろ鶏舎が完成したらその鶏の面倒までみなければならない。いまでもかなりのオーバーワークなのに。正志が「閣下を学校からトレードして来てもらいましょう」と冗談を言うが、そのぐらい閣下をあてにできるようになった。丁寧に仕事の指導をするタクロウ君のおかげである。

夕方、掃除仲間の中島さんがご親戚の方を案内してこられた。成田国際空港の医者をご主人がされているという奥さまとお子さんである。鶏を間近に見たいと言われるので、お子さんふたりを鶏の運動場に連れてはいった。200羽ぐらいが大歓迎で周囲に寄ってきて子供はおお喜びである。

わたしは小さいころ、宮島で鹿が集まってきて、それが怖かった記憶がまだあるが、この子供たちの記憶にも鶏が残るであろう。なにもおもてなしできないが、楽しい時間を過ごしていただいた。

01/07/26(木) 05:07 六さん(JAG07563)


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