JAG07563 六さん 7月31日しんあい農園日記


あるお客さまから倫理法人会への入会を促されていた。毎週木曜の朝6時から7時まで勉強会がある。月の会費は一万円。「どうかね、入会を決めてくれたかね」と電話をいただいたが言葉を濁して終わった。

スペシャルオリンピックスを最初に日本ではじめた中村勝子さんの講演を二度も聴き「わたしが、あなたにできることは、あなたが日本中を講演して歩かなくてもひとり歩きしてくれる本を作ることです」と熊本のご自宅を訪ねて「ともちゃんの銀メダル」という小冊子を日本語版と英訳版をつくった。

その過程で山口県に16番目のスペシャルオリンピックスを立ちあげるお手伝いをした。いまそれが動いて、先日はシンガポールまで選手を派遣するまでにいたった。その役目が、農園をはじめたと同時にとまっている。プログラムがある日曜は終日農園を動くことは無理である。ふだんは朝鶏舎の戸を開放し、夕暮れとともに鶏舎に鶏が入ったことを確認して戸を閉めてまわる。そのなかで食事の準備もある。どうしても理事会などに参加できない。とても無責任なことになっている。

そんなとき、もうひとつの勉強会に参加するということは、もっと無責任なことになる。きょう山口市の田村さんが「来週から、スペシャルエッグにしてください」と申し出られた。せめてもと思い、タマゴの配達先で知的発達障害者に声援をおくってください。そう説明することにしている。勉強会はお断りして、わたしがかかわれるスペシャルをもう少し農園が安定するまで続けていこうと思う。

スーパーに「初うみたまご」と称して、つぶの大きい、しかし普通サイズより小さいタマゴがあり、それは、商品価値のうすいタマゴに「初うみ」という付加価値をつけて無理な商売をしているな。と思っていた。事実、農園でうまれる初うみはもっと小さいのである。

先日、これまでのボリスブラウンという鶏種を入れずに、デカルブゴールドという種類を300羽入れた。実験である。見た目には区別がつかない互いに赤鶏である。その群が初うみを6個うんだ。見るとスーパーのそれである。わたしの悪い癖は、いつも自分が中心で謙虚さがない。鶏がちがえばタマゴもちがって当然である。もうぼつぼつ色メガネを外さないと。

01/08/01(水) 04:44 六さん(JAG07563)


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