宇部市の番外地で一年も生活すると、これまで見えていたものとは別のものが見えはじめてくる。周囲とのかかわり、例えば「こんな暑い日はビアガーデンじゃね」はここではない。夜９時も過ぎると布団を敷きもう夢のなかにはいってしまう。ある面、余分なことが少なくなり生活がシンプルになった。

自分に正直になってきたような気がする。できないことを「やれる」と言えないし、嫌いなことを「好き」とも言わない。正直といえば、広島掃除の会、井辻さんほど心が言葉に出ている人を知らない。思っていることが、そのまま言葉になっている。

若い女性が好き。にそのことは代表される。みんな思っていてもこんなに明け透けとは言わない。僕の人生はギャルとグルメです････ほんとうだと思う。辛いことはしません････同感！根性の時代ではない。でも井辻さんが好きだから気になっていたことは、嫌いな人までも「嫌い」と言い切る正直さであった。それが最近、そうよねーと理解できるようになった。正直に生きるとたまには角も出る。

暑中見舞いが届きはじめた。意外な一枚はスナック クレヨンである。もう一年以上お店に行っていない。農園をはじめた頃、ママが酒と肴を持ち込みで出張クレヨンを農園でやってくれた。昼間からよく飲んだ。キープもないお店から「頑張れよ」の声援が届いた。

タクロウ君に「きのうはどうだった」と朝一番に尋ねた。彼の食事を作ってくれるまかないの城市さんが焼肉を企画したのである。近所からも人が集まり２０名ぐらいで楽しんだという。農園の鶏３羽も塩焼きで最高だった。ビールを飲みすぎて、最後は記憶がないのです。と実に楽しそうに言う。ああ、いい休日を過ごしたね。わたしも嬉しくなった。

夜寝ていると、エステの中野さんから携帯にメールが着信して大笑いした。彼女は最近、音楽を添付してメールをおくってくる。今回は「ネスカフェ」のテーマ曲でタマゴの注文である。すぐに「次回は銭形屁意地を頼みます」と返信して、また大笑いした。

ひとり暮らしでも笑いがある。

01/08/07(火) 04:23 六さん(JAG07563)