JAG07563 六さん 8月9日しんあい農園日記


7月20日、広島の奥田社長には朝早くから大勢の美人スタッフを派遣して、たくさん仕事をしていただきお世話になった。そのうえ額入りの「書」もいただいた。---より道は 人を育てる

久しぶりの雨が朝から降ったが、ホコリをおさえるほどでしかなく。蒸し暑い一日だった。昼前から下関に配達にでかけた。行く先々で「ご苦労さま」と声をかけていただきタマゴ屋冥利につきた・・・といえばおおげさであろうか。農園に4時ごろ帰り、配達のいい気持ちが暗転した。

たくさんの車が入り口にあり大勢の方が見えた。建築中の鶏舎の周囲にである。「やられた!」と直感した。こんなときの直感は当たるものである。地目が畑を埋めて造成する許可は得た。しかし、地目は畑である。畑に建築するには、農地を雑地にしてからでないと違法になる。その手続きをわたしはしていない。市の役人が「最悪は現状復帰ですよ」と冷ややかにいう。つまり大型ダンプで100回以上運んだ土も、基礎工事も全部クリアーして元に戻せという権限がある。

誰に迷惑をかけているか!と詰め寄るのがわたし流であるが、自分でも意外な言葉がでた「すみません、どうかご指導お願いします」。そのとき、仕事を終えて帰る重兼君がわたしに、こんな場面でも挨拶にきた「し つ れ い し ま す」。誰か?と問われたので、実習で来ている養護の生徒だと言った。

とにかく、われわれが見た以上は工事だけはとめてくれんか。そうすれば・・・秋には工事が続けれられるよう書類申請をしてくれんか。工事が止まれば9月5日にはいる若鶏もキャンセルしなければならない。大工の村上さんの予定も変更になる。

ワイワイしゃべりまくる役人が暑苦しく感じたが「わかりました。工事を止めます。後をよろしくお願いします。申しわけありませんでした」と頭を下げた。それでもまだワイワイは止まらず腹は煮えた。「より道は 人を育てる」。タマゴの増産計画は中止である。完全に「より道」である。ここでわたしが育つかどうか、このマイナスがプラスにれば得をしたことになる。

なかなかおさまりきれない心のデコボコを焼酎で癒した。えらい酔うなと思ったら20度と思って飲んでいた焼酎は「熟成古酒40度」とラベルに書かれていた。目がまわった。

01/08/10(金) 04:54 六さん(JAG07563)


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