JAG07563 六さん 8月11日しんあい農園日記


涼しい朝をむかえた。農園のイチョウは少し黄色くなり、山ではハゼの木が赤くなりはじめコスモスも最近見た。季節は秋に確実にうつっている。

7時半ごろ、正志と土日の男T君が来た。先週二日通った夜にT君の父親から正志に「とてもあかるくなりました」と喜びの電話があったという。正志にすれば、自宅で過ごした二日と、農園で会話を交わしながら身体をつかった過ごし方とでは変化があって当然で、われわれが特になにかをしたというものではない。そんな淡々とした受け止め方であり、わたしも同感であった。

わたしは、新倉敷の焼鳥「鳥田金」の親父から鶏肉の商談に来いといわれていたので、きょうがその日であり正志と手短に打ち合わせをして農園を出た。帰省の車で高速道路下り線は各地で自然渋滞していたが、上り線はスイスイで230キロを3時間以内で走った。

区画整理事業で、10年前に建築した店舗兼住居を売り渡し、近くの代替地350坪に11月までに広い駐車場つき店舗を開店する準備中である。奥さまが出迎えてくれ二階の部屋に案内してくださった。床暖房のオンドルこそないが韓国風の部屋のつくりでなかなかいい部屋で、これを壊すのはもったいないと思った。

無一文から小さい焼鳥屋を夫婦ではじめ、子供のお年玉が生活費になった時期もしのいで今があると・・・階下でつくねの仕込みしている大将が来るまで昔話を聞かせてくれた。そんな苦労は大将の顔に刻まれている。

岡山は全国的に人口に対してスーパーの数が多い。それは何を意味するか。自宅で夕食を食べる亭主が多いことだと大将は分析する。ならば、自宅で食べることができる焼鳥、惣菜としての鶏料理をつくり午後から開店するという企画が動いている。そのなかで検討を重ねた結果、赤鶏で放し飼いが一番うまいということになり「お前の鶏を全部買い占める」という。それは嬉しいが、他にも商談があり困る。結論は出ぬまま、いくつかの検討事項を持ち帰ることになった。

往復560キロ、久しぶりのドライブである。いろいろ思いめぐらすことがある。鶏舎建築で暗礁に乗り上げ工事は止めてもらったが、地元の方がすでに市役所など関係官庁に連絡してくださり、火曜の午後お役人が善処の方向で来てくださることになった。「あんたが本気でやっておるからの」と嬉しい言葉をかけてくださる。結果は別として嬉しい。

読みたい本がある。それを吉部中学の安永先生に相談したら、数時間後、インターネットで探してくださり、小郡のセンブンイレブンで手に入るようしてくださり、書類が農園に届けられた。

みなさんから支援していただきながらの毎日を嬉しく思う。今夜は島原から竹内さんが我が家お泊まり。岡山の娘も友人の結婚式で帰省。二次会は農園近くのサルワーレで農園のタマゴと肉料理を食べたらしい。午後8時農園に戻ったら家内が週末で来てくれており話してくれた。

01/08/12(日) 05:25 六さん(JAG07563)


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