六さん 8月12日しんあい農園日記


自宅で一晩過ごした島原の竹内さん、きょうもトレーニングのT君が正志の車で来た。竹内さんは、五島列島生まれで、島原市でOA器機の販売をしておられる。お子様に障害があり、そのご縁で何度も酒を飲み、正志もたいへんお世話になった。終始ニコニコして飲むその酒の量は多い。わたしと同じ年齢で、同じように白髪が目立ちはじめている。「飲みました!」と笑顔で来られた。

T君は、サッカーで大きな大会出場経験もあると正志が言うので「100メートルは何秒か?」と尋ねると11秒なんとかと答えて仕事をはじめている。よく見るとズボンにシミが見える、ははーんしかぶったな。と直感した「おい、トイレに行け」とうながして正志に「俺のズボンを持ってこい」と言うと、彼は理解していた。前回もそれがあったという。わたしの半ズボンをはいて仕事をはじめた。

10時ごろ家内に「ビールを持ってこい」と頼んでみんなで缶ビールを飲んだ。やっぱり ビールである。T君もうまそうに飲んだ。

午後、正志とT君は帰り、竹内さんも農園をあとにして、わたしと犬のいつもの農園になった。鶏舎にはいり仕事をしていると電話が鳴った。T君の母親である。「きょうは子供が不始末をしまして・・・・」しきりと詫びた後「主人にかわります」で今度は父親がまぁ謝ること!だんだん腹が立ってきた「そばに、T君はおります?」と聞くと「はい」と言うから「あのね、なんでもないことをそれだけおおげさに本人の前で言うて、ほんとうにそれで子供が社会復帰ができると思いますか」と言った。少し厳しいかもしれないが。

来園者はお盆でも多くない。のんびり仕事をしていると漫画家の橋本先生が来た。ペンネームは「どてらネコ」。とにかく絶妙な毒舌でテレビでも人気がある。先生は若いころ青年海外協力隊としてインドに行き、鶏の雌雄鑑別技術を指導された。お絵描きえっちゃんや、県立大学図書館の前新さんの絵の先生でもある。「鶏はこの暑さで元気かね」と話題は鶏ではじまり、景気の動向から世相まで会話は楽しい。

先日から農園に来ている青年がいる。この山奥で鶏を300羽、8年前から飼い農業をしている宮田青年に話題がうつると「彼は僕の後輩ですよ」と先生が言う。宮田青年はアフリカに農業指導で派遣されたという。30歳を過ぎて独身で、農業に魅せられている宮田さんの笑顔は最高で「酒はなんぼうでもあるから来い」と言ってある。彼が飲みにくる日が待ち遠しい。

6時、唐戸の松村専務と中尾常務兄弟、山口のイタリアレストラン支配人が農園に集まりワインを楽しんだ。イタリアの農家から直接買い付けた赤ワインは葡萄の粒が少し混ざっているぐらいでうまい!このワインを5年寝かせというのもいただいた。ワインと事業家の話題に酔った。

01/08/13(月) 05:34 六さん(JAG07563)


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