六さん 8月13日しんあい農園日記


火曜の配達コースに小学校がある。美容室を手広く経営しておられるニュースタイルの糸賀社長のご紹介で、はじめは個人的に配達していたのが、職員室全部の先生にひろがった。きょうは火曜でもなく、しかも夏休みであるのに100個のタマゴを持参したのは「休み中、他で買ったがどうもちがう」ということで特に配達を依頼された。農園のたまごでないと安心できない。と支持され嬉しい。

その配達を終えて午後2時ごろ農園に戻ると市役所の車が来た。地元農業委員の小林さんも一緒であるから、工事を差し止められた件であることは直感した。暑いなかを小林さんが説明してくださり、わたしは側で平謝りを続けた「勇み足で申し訳ございませんでした」の連発である。

車が帰って30分もすると市役所から「来てくれ」と電話があった。わたしの知らないところで、このお盆期間中わたしの事案で動いている人が大勢おられることを感じる。すぐに行った。

5時までに二ヶ所をまわり申請書類をどっさりいただいた。これを出しさえすれば、とても軽易な手続きで鶏舎の建築が続行できるという。今回の建築は農地法などに抵触することが多く、わたしの気の緩みであったことは否めない。年に数回しか開かれない会議を待ち善後策を協議していただき、それから続けることができるかどうかの判断を待つということを覚悟していた。多くのセクションに頭を下げてまわることも覚悟していた。

しかし、どこかで好意というか、なんとかしてやろうという歯車がまわりはじめると、わたしのような先例で軽く済ませたケースはないかをお役所が考えてくれたのである。どこでも3名ほどの職員がわたしにどうすればいいかを丁寧に教えてくださった。

農園をはじめるとき、県や市ととことん主張の応酬をしてきた。こちらが謝り、どうすれば楽に切り抜けられますか。と詫び。工事を止めろと指導され、大工さんには本当に済まない気持ちで止めていただいた。そのいさぎよさに好感を持っていただいたようである。あの夜は腹がたち、悔しくて酒を飲みすぎた。

6時過ぎに農園に戻ると、庄原市の折口さんが来ておられた。庄原で福祉作業所を運営しておられ、私的な交流で島原を訪ねてその帰りだといわれる。折口さんの現場もたいへんなのに、わたしのことも気にかけてくださりありがたい気持ちでいっぱいになった。

午後9時に餌屋さんが餌を搬入。わたしはそれを受け取り一日が終わった。

01/08/14(火) 05:27 六さん(JAG07563)


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