JAG07563 六さん 8月14日しんあい農園日記


小泉総理の靖国神社参拝が国内外で論議をかもしだしている。

わたしが長年関わりをさせていただいた沖縄戦没者遺骨収集奉仕でも、収骨したご遺骨は沖縄に安置されるとして(氏名判断できた遺骨は遺族のもとに)、靖国神社に英霊として合祀するかどうか論議され、結局「しない」という判断にたった。

家族や愛する人を守るため散っていった若い命を思うとき、なぜあの戦いに大きな歯車が動いたのかを検証する必要がある。少なくとも教科書の記述を外国から干渉されるほど無様なことはないと思う。歴史がいかにベールに包まれているかということである。悲しいことに論議に加われるほどの判断材料がない。しかし、考えてみれば「賛成だ」「反対だ」と自由な意見を述べられる環境にあることも事実であり、これがどちらかに統制されると危険になる。

お盆でタマゴのキャンセルが個人では多くなり、反対にレストランなどでは「もっとほしい」ということでバランスが妙に保たれているから嬉しい。

吉部で唯一のガソリンスタンドが最近から営業形態がかわり、それまでは老夫婦が40年の歴史を守り続けていたが、娘にバトンを渡し店の名前もかわりそれは積極的な仕事をはじめた。掃除を本気でやってお店が広くなった。窓ガラスを拭いてくれるようになった。帳面がカードになった。地域は過疎で人口は少ないが、ここしかスタンドはないので、地域の方がお客になりさえすれば営業はじゅうぶん可能だろうと見ていた。

その娘さんの働き者の顔を見ないので心配していたら正志が「事故にあったらしい」と言う。その言葉でご両親の気持ちを察してみた。4月まで歳を重ねたとはいえ現役で切り盛りしてきた田舎のスタンドなので、他人に支えてもらうより自分たちで退院するまでお店をやればいいようなものでも、システムがコンピューターになり、手も足も出ないのであろう。まして入院しているおばあさんの世話もある。たいへんだろうな。という気がした。

正志にお見舞いを持たせた。夕方、留守番電話に母親から「足立さんありがとう・・・」というメッセージが入っていた。農園が水不足で約一年近く、毎日500リットルのタンクにもらい水をした。このスタンドは命の恩人である。早く働き者が復帰してほしい。

01/08/15(水) 05:07 六さん(JAG07563)


| 電子メール | スペシャルエッグ | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 |

2000年 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |

| トップページ | みなさんのご意見 | 元気な鶏の卵です | 箸よく盤水をまわす | リンク先 | 地図 |