JAG07563 六さん 8月21日しんあい農園日記


台風襲来を予想して鶏舎の備えを万全にしておいた。19号台風では屋根が半分飛ばされ、18号では隣家の瓦が自宅に飛んできた。両方、保険で大きな金額をいただき修理ができた。だから台風には敏感である。

予定では、宮崎の馬場農場から12名が遊びに来られる予定であったが、宮崎の農家も台風でナスビなど被害を心配して一週間先おくりになった。幸い、今回は外れたので一安心の朝をむかえた。

タクロウ君が3日の休みをおえてやってきた。正志に「また笑顔で来るぞ」と言ったとおりである。彼の性格が正直なせいだと思うが、自宅にもどりくつろいで来ると顔つきが柔和になっている。まだきちんと休みを与えるだけの余裕はないので、土曜から月曜しか休みを出すことでも精一杯である。いま、タクロウ君と正志とわたしの3人が主力である。平飼い養鶏は、ひとり1000羽が限界であると書かれていたがまさにそのとおりである。

吉部中学校の安永先生が、わたしがさがしていた本をインターネットでさがしてくださり、農園に一番近いセブンイレブンで受け取りができるよう手配してくださった「21日午前10時以降に受け渡し」と先生からメールをいただいていた。11時、セブンに行った。アルバイトの女の子が「はい」と差し出してくれた。東京の書店から届いているのに配送料はタダである。470円支払うだけで目当ての本を手にすることができた。

家内のお姉さんは相生市で本屋を営んでいるが斜陽であると聞いている。世の中こんなに便利になれば商売もかわってくる。鶏舎を建築してくれている大工の村上さんは「これが10万円!」というバリバリの軽四ワンボックスで走っている。ネットで商談成立したそうである。

タマゴの配達先でも携帯電話のメール機能が大活躍である。井口さん宅の玄関に「大型犬が玄関にいます」と張り紙があったが、きょうはあの大型犬が出てこない。メールで「犬はいませんでした。タマゴはクーラーボックスです」と発信したら「犬は新顔に反応します。もう認知されたのですよ」と返信がある。エステの中野さんも朝から2回のメールやりとりで60個のタマゴをお届けできた。

山奥で鶏を飼うわたしでも、時代におくれないよう心がけないといけない。農園にある一台のノートパソコンと携帯電話を手放した生活は成り立たない。しかしまだ機能を使いきっていないのである。

糸賀社長から夜中に電話があった「鶏肉を今度は割烹に紹介できたから」と。いつもの応援にありがたい気持ちでいっぱいになった。

01/08/22(水) 04:53 六さん(JAG07563)


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