JAG07563 六さん 8月24日しんあい農園日記


奥田社長が北川部長の運転で釣りに来られた。お子様同伴で家庭サービスである。わたしは子供が小さいころ、創業したばかりの会社経営に専念しており、子供が3人いるが父親参観とか運動会とかに行ったことが一度もない。こういう光景を見ると後ろめたさが正直ある。

昼食を農園でいっしょに食べてみなさんは釣りに出られ、わたしは明日行われる「宇部掃除に学ぶ会」の掃除道具をトラックに積み込みをした。午後からの実習生M君は草取りを炎天下でやっている。

夕方釣りから戻った奥田ファミリーを、レストランサルワーレにご案内。農園の鶏肉とタマゴ料理を味わって帰られた。その席でずっとあたため続けていた想いを話しをさせていただいた。

来年3月、慶州ナザレ園訪問団を農園主催で計画します。ということである。わたしは過去12回このナザレ園を訪問してきた。戦前、朝鮮人男性を愛した日本人女性が、敗戦後夫の国に帰っていった。家族や親戚から「朝鮮人といっしょになって・・・」と、ある女性は死亡届けを出して家族の縁をきってまで玄界灘をこえた。その後、半島を分断する朝鮮戦争勃発。その混乱のなかで夫や家族と生き別れになった女性は多い。ここで生きておれば子供にあえる。もう日本には戻れない。反日感情の渦巻く韓国で女たちの地獄がはじまった。

金龍成。父親が抗日運動を先導した罪で日本軍から殺されている。その金先生が、「日本人とはいえ、朝鮮人の男性を愛してくれた女性をこのまま放置できない」と保護施設ナザレ園を開設した。職員3名で常に30名の日本人妻を保護している。もう高齢化をむかえた女は800人がリストアップされている。

この施設に通い続け、延べ人数で600人ぐらいご案内した計算になる。園長の宋美虎さんが「最後のひとりが亡くなるまで続けてください」とわたしに言われていたが、農園のことで休んでいた。それを来年から再開する腹を決めた。その想いを話させていただいた。

食うための経営ではなく、もちろん食わねばならないが。小さくても社会貢献のようなことができる経営をわたしはやりたい。まだ経営は混沌としている状態であるが、やはり継続すべきだある。余裕があるからやるという訪問では、ギリギリのなかで施設を運営された金先生に申し訳がない。やると言葉にしたらいよいよ腹が決まった。

01/08/25(土) 04:41 六さん(JAG07563)



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