JAG07563 六さん 8月31日しんあい農園日記


先日から一群360羽をアウトした。9月12日ごろ若鶏がはいるので、床に水をまいて切り返しをはじめた。もう何度も経験しているのでやり方はわかっているが体力が要る。午後から宇部市内の配達などを終えて農園に戻り、スコップを夕方まで握って床の土を切り返した。百姓一年生の手はまだ柔らかくすぐにマメができるから情けない。

4時過ぎ、宇部養護学校から実習に通っていたM君の終わりの時間であり、作業を中断した。母親と担任の先生も来ておられる。のべ11日間彼が働いた証は、周囲の雑草がきれいになっていることである。きょうこそあまり暑くないが、暑い中、彼は草引きもした。タクロウ君とのコンビもよく、午後から一緒に餌を運ぶ姿を見かけていた。正志は留守であるが、近々、M君とご両親をサンセリテにご招待して雲仙コロニーなど紹介してみようと話している。

お別れのとき母親に言った「犬を自宅で飼われたらどうでしょう」と。M君の初日、わたしの愛犬に驚いたM君は異常なまでの犬嫌い反応を示した。走って逃げるときリヤカーの上も走った。危険な反応である。もし、彼が道路で野犬にあったら見境なく走るのは予想できる。仕事も大切であるが、ひとりで安全に歩けることはそれ以上に大切である。子供のとき犬に噛まれてこうなりました。と母親が言う。

わたしは小学校3年生の夏休み、道路工事のおじさんが「おい、そこの家で時間を聞いてくれ」と言われ、門を入ったところでシェパードに飛びかかられ、シャツやズボンを破られ、右の下腹から出血するほど噛まれた。それから犬が怖くなった。高校生のころ、本屋で配達のバイトをしたとき犬が最大の問題であった。だからM君が怖いのはよく気持ちがわかる。でもあれだけパニックになるのは解決しなければならない。「わたしも犬が苦手でして・・・」母親が苦笑いする。まぁ、あとは正志が言うだろうと、それ以上はやめて見送った。

きょうは嬉しい商談がひとつ決まった。昔、山口県と九州全県の地図を壁にはり「この全部の自治体と契約する」と決意して、契約ができる度にピンを打っていった。200以上のピンを打つことができた。その一本ごとに酒盛りをしていたので今夜もひとりで乾杯した。

01/09/01(土) 05:06 六さん(JAG07563)


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